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 2021年タイは益々キャッシュレス社会へ。銀行アプリで財布いらずの生活に

タイからサワディーカー。バンコク特派員のナップです。

以前、銀行アプリ利用率世界1位、決済アプリ世界5位と記事でお知らせしましたが、コロナ禍の2020年そして2021年現在でタイ国内では益々キャッシュレス化が進んでいます。

参考)モバイルバンキングの利用比率はタイが1位で74%、スウェーデンが2位、トルコが3位。
日本は24%と、タイの約3分の1の利用率

下の表の左側はタイのモバイルアプリの人気トップ10です。
5~9位までは決済に関連するショッピングサイトと、銀行アプリです。

また、右側はオンラインゲームのランキングで、現在子供でも銀行アプリを通してゲーム内のアイテムを売買したりしていることが、タイでも社会問題になっています。

スマホ上での電子決済は、タイで人気のアプリLINEやFacebookマーケットプレイス、そして2大ECサイトであるLAZADAやShopeeやオンラインゲーム上でもB2Cのみならず、B2B,C2CでQRコードや口座番号が交換されており、活発に利用されています。

タイ人のスマホの使い方を見ても、QRコードがスマホの利用目的で54%を占めるなど、銀行ATMでもカードレスで現金が引き落とせますし、訪日や消費者への販売でもビジネスに外せません。

また、銀行アプリは友人家族とのお金の送金にも日常的に使われています。

タイの銀行ATMは、キャッシュカードがなくてもスマホ銀行アプリのQRコード生成・読み取りですぐ現金が引き出せる。

タイ人はキャッスレス化に対し「セキュリティの面でもスマホ決済のほうが安心だ」「ポイントも付いたり、決済サービスによっては値引きもある」「現金がない場合でも、タクシーやお店で銀行アプリで送金すれば良い」などキャッスレス化を大変好意的にとらえ続けています。

コロナ禍でのタイ政府による小売店へ50%ディスカウントを政府側で持つ経済支援も、銀行等アプリ連携。

これだけ日常的になっているキャッシュレス化ですので、ECなどタイ人への販売や訪日インバウンドPRでも、銀行アプリや決済アプリ活用でPR効果があがったり、売上増が見込めますよ。

(アジアクリック・タイ特派員 ナップ)