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 【ベトナム】キーワードは「地価の高騰」と「投資の増加」!!今ニーズが高まっている新ビジネスとは?!

Xin chao!ベトナム担当の桜井です。
最近ベトナム・ホーチミン市のあちこちで工事を行なっている場面を、よく目にします。みなさんご存知の通り、地下鉄の工事が進んでいる(なかなか完成しませんが)ため、ある変化が起きているのです。それはズバリ「地価の高騰」です!!
そこで今回はどのように地価が高騰し、その結果増加している『投資』と新ビジネスについてご紹介致します。

・地価の高騰の現状

2015年8月にホーチミン市9区で、住宅用地の地価が5〜10%と急上昇しました。1,200万VND/1㎡(約6万4,900円)が相場でしたが、1,350万VND/1㎡(約7万3,000円)となりました。隣の区である2区は別荘地として以前から人気であり、今も地価が上がり続けています。
では、なぜこのように地価が上昇しているのでしょうか?それは冒頭でも述べた通り、区内を通過する地下鉄(メトロ)や第二環状道路などの大規模な交通インフラの整備が進んでいるからなのです!

この要因は、地価の高騰だけに影響を及ぼしているのではありません!目立ったものがない田舎町である空港の近くのビンタン区では、開発が進んでおり、ベットタウンになると言われています。つまり田舎町の開発にも大きな影響を及ぼしており、新しいビジネスが展開されていくことが考えられます。

・増加する投資と新ビジネスの展開とは?

先ほど地価が高騰することにより、『投資』が増加していると述べました。では一体何への投資が増加しているのか。それは「マンション」なのです!
今ベトナムでは居住用マンションではなく、投資のためだけのマンション購入が増加しています。人気の建設地は1位 2区、2位 9区です。ベトナムでは建設前(土地のみの時点)に、価格の20%ほどを支払います。その後は、10階完成するごとに支払っていくという支払い方法です。現時点で購入すると、だいたい200万円ほど儲かるといいます!もちろん一度に大金を支払うことができないので、多くの人は銀行でローンを組んで購入しています。

このローンに着目し、ベトナム進出を開始したのが日本企業の「新生銀行」です!!ベトナムの大手銀行「軍隊商業銀行[以降MBB](Military Commercial Joint Stock Bank)」の100%子会社に出資し、事業は新生銀行が手がけます。またMBBの最大株主であるベトナムの大手携帯電話プロバイダー「Viettel Corporation(以降ベトテル)」と提携し、「m credit」のブランド名で新たなサービスを提供するのです!ベトナム個人のお客様が、ベトテルの携帯端末を購入する際の割賦ローンや証書型のローンの提供から開始する予定です。
ベトナムの若い世代の中間所得層の増加に注目し、これから需要の高まるビジネスを創出することは継続に繋がりますね!環境と同時に、人々がお金や時間を費やすものは変化します。常にそういった現地の市場生情報を把握しておくことは、とても大切です。
アジアクリックではASEAN各地に現地特派員がいるため、常に最新情報を手に入れることができ、それらを踏まえて皆様をみちびいて行きます!ご質問やご相談等ございましたら、お気軽にご連絡くださいませ。

(アジアクリック・ベトナム担当/櫻井)

参照:VIETJO http://www.viet-jo.com/news/economy/150911031159.html
http://www.viet-jo.com/news/nikkei/161121041550.html