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 【台湾】人気の日本のブランド「大金」とは?

皆さんこんにちは!台湾現地特派員のチャニンです。

夏も終わりもう冬に突入しましたが、今回は私達の夏の大親友エアコンと台湾事情についてお話させて頂きます!

台湾人は日本製品が大好きです。私の家庭でもそれは例外ではなく、家にある殆どの電化製品が日本のメーカーによるものです。台湾人なら、子供の頃からエアコンを買うなら「よし、絶対に日立にしよう」というような日本製品への信頼が残っているのです。

 

ですが、それは大金が台湾に進出してから変わりました。

 

大金とはDAIKINのことです!大金って?と思われた方もいらっしゃるかと思われますが、DAIKINはここ台湾では大金という表記になるのです。DAIKINは1992年に台湾の現地代理店グループである和泰興業と提携し、台湾で販売開始しました。今では、台湾で最も高い売り上げを誇るメーカーとなりました。

2016年3月にDAIKINは和泰興業の株式の10%を購入しました。これにより、台湾で更に売り上げを伸ばすと予想されます。元は台湾での知名度が殆ど無かったDAIKINが売り上げをここまで伸ばした理由は、代理店の和泰興業と関係が深いと言われています。和泰興業はトヨタやレクサスの台湾代理店としても展開しています。類似商品を展開する大規模な台湾代理店とも連携しており、例えばトヨタの車を買うとDAIKINの割引券が貰えるのです。

トヨタの顧客休憩室ではDAIKINのCMやパンフレットを配布しているため、顧客は車の修理の合間にDAIKINの色々な宣伝に目が行くと言う訳です。

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また、お年寄りのお客様の場合は買い物の前にネットで評判を確認する人は少ないため、電気屋の紹介は非常に役立ちます。DAIKINと台湾の電気屋さんの関係はとても親密で、キャンペーンも多いです。そのため、量産型大型モールよりも高品質な商品を提供する電気屋にとってはDAIKINのおかげで宣伝キャンペーンを自ら行う手間が省ける上に、販売する側もDAIKINを推そうという意欲が高まるのです。

 

 

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(アジアクリック・台湾特派員/チャニン)