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 【インドネシア】中国人観光客がバリ島に集結!!親近感のあるインバウンド対策とは?!

セラマソレッ!アジアクリック・インドネシア特派員のルキです。

最近訪日中国人観光客の「爆買い」に変化が起き、消費額が減少していることが話題になっていますよね。もちろん、リピーターや中間所得層の観光客が増加した結果、日用品へと人々の興味が移ったり、モノからコト消費へと変化したことが関係しています。しかし、JNTO(日本政府観光局)の「2017年外客数調査」によると、昨年と比べて1月〜8月の各月の訪日中国人観光客数の伸び率が1/4ほどに減っているのです!

▶︎参考:http://www.jnto.go.jp/jpn/statistics/since2003_tourists.pdf

では、以前日本を訪れていた中国人観光客はどこへ行っているのでしょうか?実は、「バリ島」へ多くの中国人観光客が訪れています。私自身毎年バリ島を訪れており、最近は特に中国人観光客の増加を実感しています。そこで今回は、バリ島で見つけたインバウンドへの取り組みをご紹介致します!

<日本とはここが違う!バリ島のインバウンド対策とは?!>

弊社アジアクリックの中国人スタッフによると、中国から近くて安いリゾート地は「バリ島」であるため、人気を集めているとのことです。またインドネシアには華僑系の人も存在するため、中国人向けのプロモーションがしっかりされているそうです。個人的な感想としては、中国人観光客の人々はとてもきれいなリゾートファッションで、富裕層を中心に家族でゆっくり過ごすために来ているという印象でした。

ではここからは、バリ島のタナロット寺院周辺とその他バリ島全土の観光地付近で見つけたインバウンド対策をご紹介致します。

多くの中国人観光客でバリ島の観光地は賑わっています。では、一体どのような点が日本のインバウンド対策と異なるのでしょうか?

 

1)どんなお店も中国語表記

中国人に人気のPOLOの店内外すべて、中国語表記がありました。また、POLOはコンビニを探すよりも簡単に見つかるほどの店舗数でした。

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さらに、小さな観光客向けのお店にも中国語表記があります。中国人観光客にとって、言語に関してはあまり困らない環境が整っています。

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2)現地の人が中国語で接客

日本では有名なホテルやレストランで、中国人もしくは中国語を大学で学んだり、中国語検定で資格を得た日本人が接客をしているのを見かけます。しかしバリ島では、道でアイスクリームやジュースを販売しているインドネシア人の店員が中国人観光客を見つけると、「你好!(こんにちは)」など簡単な中国語で話しかけ、客引きを行っています。これはインドネシアだけではなくアセアンの他の国でも同様ですが、海外で自分の国の言語で話しかけられるとなんだか嬉しくなりますよね。また今回私は1週間程バリ島に滞在し、数カ所のホテルを利用しました。利用したホテル全て、インドネシア人スタッフが流暢な中国語で中国人観光客の対応をしていました。

 

このようにアセアンは、近隣国のハブとなっています。つまりアセアンに進出することで、日本でPRするよりも多くの国籍・民族の人々にアプローチが可能です。さらに、現地で多言語対応可能なスタッフを見つけやすく、より消費者と近い接客ができます。アジアクリックではアセアン各国の特派員が連携し、現地情報と最新流行を捉え、皆様のビジネスを応援いたします。訪日プロモーションはぜひ弊社へお問い合わせくださいませ(info@asiaclick.jp)!

 

(アジアクリック・インドネシア特派員/ルキ)