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 コロナ影響下のインバウンド施策2.0

2020年は訪日インバウンドにとってこれまで経験したことのない逆境の年となりました。

インバウンドに関わる多くの人々が、「一体、今何をすればいいのかわからない」という悩みを抱えながら2020年を終えたと思います。では2021年は何をすればよいのでしょうか。

 

今ここに、明らかなことを挙げてみます。

・新型コロナウイルスは変異種の登場など、今だ今後どのように収束するか見えていない

・ただし2021年からはワクチンの接種が始まる

・多くの人々が海外渡航・旅行に対する期待を持っている

・さらに、東アジア・東南アジアを中心に訪日への意欲は強い

 

そういった背景をもとに、多くの自治体・インバウンド関連事業者様は「訪日旅行を覚えていてもらう」「訪日が再開したときにまず思い出してもらう」ことを目的として、以下のような施策で景勝地の風景や地元の食など魅力的なコンテンツを発信されました。

・FacebookなどSNSでの継続的な投稿

・ZoomやFacebook LIVEでのオンラインイベント

・インフルエンサーを活用した情報発信

・メディアでの情報発信

 

これらは、逆に言うと「今できること」を最大限に検討し皆さんが取り組んできたことだと思います。

では2021年は何に取り組むべきなのでしょうか。

アジアクリックでは、タイ・シンガポールなど「現地にいる」立場からコロナ禍における訪日インバウンドPRに取り組んできました。その結果、見えてきたことがいくつかあります。

 

今後、コロナ禍(またはポストコロナ)における訪日旅行はより安全な旅行が求められ、再開した際にはまず比較的富裕層から始まると考えられています。富裕層はお金に余裕があるだけでなく、当然ながら「安全な旅行」に対しての要求も厳しくなります。

その結果、私たちは下記のような新しいトレンドが生まれると予測しています。

これらはいずれも、コロナが完全に収束することが「ない」との前提での、コロナ禍の新しい旅行のスタイルであり、新しい訪日トレンドで、まさに「コロナ影響下のインバウンド2.0」とも呼べるものです。

 

 

2021年は多くの人が海外旅行の再開を期待しており、「でもこれまでとは違ったもの」を求める時代に突入します。

2020年は、手探りの中で「覚えていてもらう」ための情報発信やコンテンツを中心に活動しました。2021年は「訪日再開予備軍」への備えが必要になってきます。

2021年のインバウンド施策は、まさにこういった「コロナ禍のインバウンド2.0」への対応の準備と、コンテンツ整備、そしてそれをいかに伝えていくかが重要だと考えています。

 

引き続き皆様の訪日インバウンドを支えて参りたいと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。