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 インドネシア人のスマホ画面とアプリを公開します!

シンガポールのケンです。今日は、インドネシア人のYさん(中華系、40代女性、オフィス勤務)からインドネシア人のスマホアプリについてたっぷり聞きましたのでお届けします。

そこから見えてきたのは、、、、とてもインドネシア人らしいスマホの使い方でした!

何の変哲もないスマホトップ画面のようですが、、、さて詳しく聞いていきましょう。

まずは毎日必ず使うアプリはどれでしょう?

コミュニケーション系のアプリでは、WhatsappとLINEが必須です。3年前はあまり使っている人は周りにいませんでしたが、今は「まずLINE」というぐらい、LINE人気が高いように思います。

ジャカルタで、ユニクロのLINEキャラクターのTシャツコーナーに人が群がっているのを見て実感しました。

また、SNS系では圧倒的にfacebook、Instagramです。この辺りはグローバルで統一されてきていますね。

また、インドネシアの交通事情は大変です。

首都ジャカルタは世界最悪の渋滞の一つで有名ですが、それ以外にも大変なことがあります。

渋滞もありますが、そもそものオペレーションに課題があり、公共交通機関が時間通りにまず来ません。そんなジャカルタっ子が今、使っているのが「trafi」だそうです。

これは、ジャカルタの主要幹線を走る2両連結の大型バス、「Trans Jakarta」がいつ、どのバス停に来るかわかるアプリだそうです。これは便利!これで、いつ来るかわからないバスを待つ必要はなくなりますね。

さて、インドネシア人はお買い物が大好き。そして、通販が大好き!ということでインドネシアには多くのオンラインコマースアプリがありますが、Yさんが主に使っているのはTokopediaとShopeeだそうです。

特にインドネシア独特なのは「Tokopedia」でしょう。個人経営のお店でも気軽に出店できるショッピングモールアプリで、Yさんによるとそれこそ「何でも売っている」そうです。

彼女は日本好きで何度も訪日していますが、ディズニーランドのチケットや日本のSIMカード(5位日間1,500円)まで売っているそうです。すごい、インドネシア!笑

旅行の話になりましたので、旅行アプリは?と聞くと、やはりTraveloka。TravelokaはインドネシアのOTA(Online Travel Agent)で、オンライン上でホテル予約や航空券のチケット、国内のバス、特急のチケットなどが手配できるアプリです。

 

さて、そのTravelokaですが、今やレンタカー、フードデリバリー、携帯のプリペイドチャージなど様々な機能が盛りだくさんになっているそうです。

このあと説明するライドシェアアプリとも競合して「どのサービスが一番生活に寄り添うアプリになるか」を争っている様が伺えます。

この辺り、圧倒的なシェアと支持を確保してしまっているローカル企業にグローバル企業がなかなか勝てないインドネシアならではのオンラインビジネス環境が見えてきます。

さて、それ以外に「ほぼ毎日必ず」使うアプリとは?

ついに出てきました。GrabとGojek。

Grabは先日タクシー配車アプリとして日本にも参入を発表した東南アジアNo.1のライドシェアアプリです。

ちなみに日本ではライドシェア=いわゆるタクシー免許のない車(白タク)はまだ営業が全面解禁されていませんので「タクシー配車アプリ」といいますが、東南アジアではタクシーでも白タクでもどちらでも呼べるので「ライドシェアアプリ」です。

Gojekとは何でしょう?実はGojekはGrabとは別に、もともとインドネシアで庶民の足として使われていたバイクタクシー(もともとO-jekと呼ばれていました)が、ライドシェアとなってGojekで一元に呼べるようになったものです。

先の話の通り、東南アジアからはあのUberさえも追い出したGrabですが、インドネシアではローカル企業のGojekを圧倒するまでに至っていません。

ここに見えるOVOはインドネシアでGo-Payとともによく使われているモバイルウォレットで、色んな特典が使えることで一気にシェアを獲得しました。Grabとの連携をしているのでここにアプリが入っているんでしょうか。

Go-Payというのは、先に出たGojekが運営しているモバイルウォレットです。こちらも日常的にGojekを使うこと、街中いたるところにいるGojekのライダーにお金を渡すとチャージできる(!)という簡便さから圧倒的に支持を得ているようです。

日本では今年に入ってようやくモバイルウォレット戦争が始まった感じがありますが、インドネシアでは少し前から使われています。

さてこのアプリは何でしょう?

これは「Dana」というモバイルウォレットで、なんとアリババ傘下のアント・フィナンシャルが出資しているそうです。

実は今、このDanaが激アツ!ということでYさんからつい先日の「11月11日」の写真が送られてきました。

なんと、いずれも11月11日かけて「たったの11ルピア(=0.085円)」だったそうです。

インドネシアに行ったことのある方ならお分かりかと思います。そうなんです、インドネシアのコインの最低流通価額は「25ルピア」(ほとんど見ません)、通常おつりで来るのは「100ルピア」です。

11ルピアって、どうやって支払うの???

そう、「Dana」で支払いをすれば「11ルピア」になる、というキャンペーンだったんですね!

しかしそれにしても「お得」につられてものすごい勢いで参加する人が増え、シェアを取ってしまう、という戦法は2億6千万人いるインドネシアでこそより一層発揮するものなのかもしれません。

で、最後にYさんから

 

Danaで「おーいお茶」を買ったら半額だったよ!という写真が送られてきました。

恐るべしインドネシアですね。

アジアクリックでは、インドネシアも含めた「ASEAN主要7か国+インド」でのマーケットの入口を皆さんにご案内しています。

「こんなこと知りたい」「あんなことできるの?」、、どんなことでも一度ご相談ください。

(この記事はKenがYさんからヒアリングをして書き起こしました)