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【インドネシア】バリ島が世界中の注目を集めている?!その理由と政府の取組みとは?!〜PART1〜
セラマソレッ!アジアクリック・インドネシア特派員のルキです。
先日、私はジャカルタからバリ島へ旅行に出かけました。その際あることに気づいたのです。それは、ジャカルタ-バリ島便の乗客の大半が「中東系の観光客」であるということです! そこで今回は、バリ島が中東系イスラム教徒の観光客の人気を集めている理由とインドネシア政府の観光への取組みを解説致します。
<バリ島が世界中の注目を集めた2つのイベント?!>
※画像:https://twitter.com/bppdbali?lang=en
今年、インドネシアの観光に影響を及ぼす大きなイベントが2つあったのを皆さんはご存知でしょうか?1つは上図からわかるように、前米国大統領のオバマ氏が家族でバリ島を訪れたことです。オバマ氏は6歳のとき、米国人の母がインドネシア人と再婚した際にジャカルタに住んでいました。そのため、今回は米国大統領を退任後初めての里帰りとして注目され、世界中で大きく報道されたのです。
※画像:https://www.instagram.com/yolofahad/
もう1つのイベントは、サウジアラビアの国王一族がインドネシアを訪問し、滞在中多くの時間をバリ島で過ごしたことです。イスラム教徒が尊敬と憧れを持つ国の王様一族がバリ島でバカンスを楽しんだとして、こちらも世界中で大きく報道されました。またイスラム教徒人口が多い英国(http://asiaclick.jp/new/indooverseatravel-4191)のBBCオンラインニュースでは、王子の一人がバリ島での様子をインスタグラムに投稿し、楽しんでいると報道していました。これらのイベントにより、世界中のイスラム教徒が今、バリ島に注目しているのです!
<インドネシア政府の観光への取組みとは?>
インドネシア観光省は、2017年の予算4兆800億ルピア(約340億円)の半分以上を海外へのプロモーション活動に使用する予定だと発表しています。実は、サウジアラビア国王のバリ島バカンスにはインドネシア政府の大きなバックアップがあったという憶測も流れているのです。
インドネシア国有企業である「ANTARAニュース」によると、サウジアラビア国王一家が1週間以上バリでバカンスを過ごしたという報道を受けて、多くの中東を含むイスラム教徒がバリ島へのバカンスに興味を持ったそうです。インドネシア観光省はサウジアラビア国王一族の訪問の結果、昨年に比べて24万人から36万人とアラブ人観光客の50%増加を見込めることは間違いないとコメントしています。また、インドネシアを訪れる中東からの観光客の8割はアラブからの観光客だと予測しています。
そこで次回の記事では、ヒンドゥー教徒のバリ島で数多く賞を獲得した話題の「ハラルホテル」についてご紹介いたします。弊社のセミナーでも「ハラル対策」についてお悩みの方が多くいらっしゃいます。成功例や失敗例を学んだとしても、成功理由の解釈にはやはり現地の人の目線が必要です。アジアクリックでは、東南アジア各国の市場動向と習慣・宗教観をもとに、現地特派員が進出戦略のアドバイスを致します。ハラルに関する情報も弊社のイスラム教徒特派員が、皆様に直接日本語でアドバイス致します。ぜひ、お気軽にお問い合わせくださいませ(info@asiaclick.jp)!
(アジアクリック・インドネシア特派員/ルキ)
▼参考
http://www.thejakartapost.com/news/2017/03/07/king-salman-loves-bali-extends-vacation.html
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