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 【台湾】ホテル業界の競争が激化!その理由と戦略とは?-Part1-

皆様、こんにちは!台湾担当のチャニンです。

世界経済フォーラム(World Economic Forum、略称WEF)が発表した、「Travel and Tourism Competitiveness Report 2017(2017度版 旅行・観光競争力レポート)」では、台湾は世界30位で、アジアでは7位でした。

※参考:http://www3.weforum.org/docs/WEF_TTCR_2017_web_0401.pdf

この結果が表しているように、今台湾ではホテル業界が注目されています!

そこでPART1では台湾の観光業界の現状と、日本企業の台湾への進出状況をご紹介致します。PART2では、台湾に進出している日本企業の戦略をご紹介致します。

■台湾の観光業界が熱い!

台湾では蔡英文氏の当選後、観光のPRは中国ではなくASEANが中心となりました。行政院主計総処が発表した交通部観光局の統計によると、2016年の訪台客数は1,069万人と過去最高を記録し、2015年に比べ2.4%成長したのです。

また、2015年11月からインドネシア、インド、ベトナム、フィリピン、タイを対象に団体客の観光ビザ手続きを簡略化したことで、2016年の東南アジアからの旅行者が大幅に増加しました。

この結果を受けて蔡英文氏は自身のTwitter上で、9ヶ国語で感謝の気持ちを伝えました。これらのことから、観光業界が注目されていることがわかりますよね!

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■日本企業の進出状況

ではどんな業種の日本企業が、台湾に進出しているのでしょうか。

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グラフ(2016年1〜9月のデータ)から分かるように、最も多い業種は卸・小売業で、2番目にホテル・飲食業が多いです。

台湾では外国企業のホテルが増加しており、米国に本社があるMarriott Hotel が開業し、2020年には三井不動産株式会社のホテルが開業、2017年2月に三菱地所設計が「台北遼寧街ホテルプロジェクト」着工、エイチ・アイ・エス(HIS)の連結子会社のH.I.S.ホテルホールディングス(HHH)が、台湾の大手ホテルチェーンGreen World Hotels(GWH)を子会社化するなど、大手企業がすでにプロジェクトを開始しているのです。

そこでPART2では、実際に進出する日本企業のホテル戦略をご紹介致します!

観光業界が盛り上がってから進出しようとしても、土地探しに時間がかかり、出遅れてしまいます。つまり、最新市場情報をしっかりと把握しておくことこそが、海外進出の第一歩なのです。アジアクリックでは、ASEAN・台湾・香港・韓国・中国に現地人の特派員がいるため、皆様に最新の情報をお届けできます。また商品企画やPR戦略もサポートしております。ぜひ、お気軽にお問い合わせくださいませ。

(アジアクリック・台湾特派員/チャニン)