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香港人にとっての訪日観光:都市と地方の違い
ごきげんよう、香港特派員のしおりです。
香港人にとって日本は常に人気の観光先で、どのような季節でも、香港人は日本への観光を楽しむことが出来ます。
とはいえ、一年に何回も日本旅行をしている日本通の香港人であっても、
いつも行く場所は決まって東京、大阪、京都といった都市部です。
今回は香港人にとって日本都市と地方の違いについて、
日本の魅力ある地方に香港人をどのように誘致していくかについて言及しながら書かせていただきます。
- 航空事情はLCCの搭乗により追い風!
香港発東京着の飛行機は1日19便があり、大阪着は1日13便があります。
しかし、香港発日本地方への航空便は少ないです。
東京・大阪以外だと、香港発名古屋、福岡、鹿児島などへの便があります。
格安航空(LCC)の普及により、
最近では日本地方への航空便はますます増えているので、地方観光の原動力として十分期待できます。
- 地方の公共交通事情はハードルが高い!
香港人にとって日本の鉄道を使いこなすのは難しいと言われていますが、
地方に比べて都市部の交通事情はとても便利で、慣れてきた香港人も多いです。
たとえば、都市部では1時間に何本もの電車やバスが来ていますが、地方は1時間に1-2本しかありません…。
加えて、英語の表記もまだまだ多くはありません。
都市で移動するのは簡単で、もっと便利ですが、
だからこそ逆に地方での移動をより複雑だと感じてしまうかもしれません…。
- 基本的な情報を英語・中国語表記にするだけでも効果大!
多くの香港人は日本語をあまり話せなくても、日本旅行を楽しむことが出来ます。
一方で、多くの日本人は日本語しか話せないので、コミュニケーションには壁があります。
とはいえ、以前よりもずっと英語・中国語の表記が駅やレストランを中心に増え、壁がなくなってきていることも事実です。
それだけでも、観光客はどこで降りるか、どうやって乗り換えればよいか、どのような食べ物を注文するか、基本的な情報を理解することが出来ます。
看板だけではなく、中国語を話せるスタッフも増えています。
ですが、地方の言葉の壁はまだまだ高いです。
地元の方々は日本語しか使えないので、日本語ができない香港人は地方観光が難しいです。
ただ、交通網やレストランでの表記など基本的な情報があるだけでも不安が緩和されます。
以上より、日本における観光発展を議論する上で、
都市だけではなく、様々な魅力的な観光資源がある地方の観光発展をどのように進めていくかは欠かせないポイントだと思います。
私は、日本都市と地方両方の両者の良さを多くの人々に伝えたいです。
(アジアクリック・香港担当/しおり)
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