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 ベトナム人の特徴と性格 〜観光客誘致に、ベトナム進出に押さえておくべき3つのポイント

ホーチミンからシンチャオ!

アジアクリックの高橋学です。

現在、ベトナム人スタッフたちとベトナムハノイとホーチミンで、様々なプロジェクトを進行しています。

ベトナム人の男女ともに一緒に机を並べて仕事をし、ご飯を食べ、

ときには一緒に飲みに行ったり遊びに行ったりもします。

その中で私がベトナム人と付き合う際に重要な3つの鉄則を皆さんに紹介したいと思います。

※個人の経験に基づく一感想であり、実際には個人差があります。

 

① プライドが高い。

ハノイ人や サイゴン人に限らず、ベトナム人は総じてプライドが高いと思います。

これはタイ人のキングに対する忠誠心や歴史に起因した誇りとはまた違ったプライドであり、

ハノイ人はベトナムの中心としての立ち位置と民族と支配層として、

サイゴン人は北ベトナムに負けたとは言え、自身と家族が生き延びてきたその歴史を

それぞれプライドに思っています。

もちろんハノイやホーチミン出身の人たちでだけでなく地方出身者もその地方に愛情を

持っていますので、出身地を尊重したお付き合いをしていきましょう。

 

② 秘密主義である。

経済成長が著しいベトナムにおいて、経営者たちは競合としのぎを削っています。

生きるか死ぬかの競争の中で、自身のアイディアや本当の考えなどは表に出そうとしないのが

ベトナム人の特徴です。

これは一般人でも秘密主義があり、何故かと言うとベトナム人の多くは非常に噂好きで、

悪い噂は瞬く間に口コミとなって広がってしまいます。

ですので保身のためにビジネスのために家族のために、軽く口を開かないようにしているのです。

私たち外国人も何でも話すのではなく、慎重に言葉を選びながら会話をしていきましょう。

 

③ 大家族主義である。

発展途上国であり、まだまだ貧しいベトナムの世帯の多くは年間数十万円の収入で

家族4人5人が生活しています。

実際2015年の段階では半分以上の家庭にまだ洗濯機が入っていません。

古き良き日本を思い出していただければ分かりますが家族兄弟のみならずいとこやはとこなど

血縁のある家族と同じ地域集まり暮らしています。

ですので尚更一族間での口コミが広がりやすいのでしょう。

競争がどんどん激しくなるベトナム社会において、信じられるのは家族のみな人も

多いのかもしれません。

私たちはベトナム人とお付き合いする際には、相手の家族の事情も優先してあげましょう。

 

以上3つの特徴を考えていくと、ベトナム人観光客に対しては 家族や親族中心のツアーを

作ってあげ、日本の観光資源において親族友人に自慢ができるような写真を

撮らせてあげると喜ぶでしょう。

大家族主義ですからもちろんお土産も忘れてはいけません。

それが写真やお土産がベトナム人観光客に対する宣伝の1つとなるのです。

 

また貿易や現地工場スタッフとの付き合いに関して言えば家族の事情を鑑みてあげ、

相手が本音を言わない背景をさっしてあげて、

雇用関係だけではなく ベトナムと日本はパートナーとして付き合っていこうという意識は、

言葉が通じなくてもビジネス上でもベトナム人スタッフにも伝わるでしょう。