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 タイとシンガポールで徹底比較!オフィスビル vs レンタルオフィス

マジュラ シンガプーラ!Hina からのシンガポール最新情報です。

今回はタイとシンガポールでオフィスビルとレンタルオフィスの比較をしてみようと思います。

シンガポールのオフィス空室率はタイよりも低く賃料は高い!

まずは、「オフィスビルの空室率比較」です。
見出しの通りですが、結論からいうと、シンガポールのオフィス空室率はタイよりも低く賃料は高い、です。

シンガポールのオフィスビルの空室率(2013年末時点)は過去5年間で最も低い、4.4%(5%を切る貸し手市場)状況となっています。
特にグレードAレベルのビルは2.9%と殆ど空きがない状況です。
さらにこれから2年間、CBD地区での新規供給は2つのプロジェクトのみと限られています。

よってこれから2年ほどはこの状況が続くと予想されます。

対して、タイでのオフィスビル空室率は、シンガポールより高10%前後。
これは過去20年で最低レベルです。その結果、全ての地区&グレードビルで5~9%の値上げが進行しております。

また、新規のビル供給も限られており、Aグレードの新規ビルは今年2棟のみとなっています。
ただ、バンコクは東南アジア地域ではマニラの次に賃料の安い都市で、香港と比べると6分の1ほどの価格です。

 

タイの賃料は下がる傾向は見られないが、シンガポールは地区により価格が下がっている!

次に、「サービスオフィス(レンタルオフィス)の空室率比較」です。

レンタルオフィスの賃料は、タイでは下がる傾向は見られません。しかし、シンガポールは地区により価格が下がっています。

シンガポールのサービスオフィス賃料は、一般的なオフィスビル賃料と同じ状況です。
殆どのところが利用率90~95%。利用料金も、オーチャード地区がラッフルズ地区よりも高い傾向にあります。

最近は、タンピネスやジュロンなどの郊外にサービスオフィスがオープンする傾向が多くなっております。

タイのサービスオフィスの利用率は90%以上。
賃料は最近の政治情勢もあり、不透明な年を迎えておりますが、賃料に変化はみられなさそうです。

オフィス需要に目立った陰りは見られず、万が一需要が落ちたとしてもサービスオフィス賃料の下落は限られているものと予想されます。

(アジアクリック・シンガポール担当/Hina)

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