Xin Chao!アジアクリック・ベトナム市場担当の櫻井です。
先日、ベトナムの首都であるハノイを訪れました。その際、2016年6月5日にタンロンナンバーワンビル内に完成した『サクラステーション』をリサーチしてきました。今回はベトナムに進出する際に活用できる、この『サクラステーション』をご紹介致します!
Hello! シンガポールからアジアクリックスタッフのHinaです。
シンガポールにはショッピングセンターのオープンがまだまだ続いております。日本食レストランや日本ブランドも多くショッピングセンターの中に出店していますが同時に撤退もしくは縮小している日本ブランドもあります。
今日はシンガポールで独占状態のマーケットリーダー、ダイソーの成功の秘訣をシェアします。
ダイソーは日本国内4000店、 海外では1000店以上あり世界中のショッピングセンターから出店の誘いを受けており海外の9割の店舗がショッピングセンターの中のテナントです。2ドルショップで販売しているダイソーは日本円で約180円ほどと日本の倍近く。
Q「アジアは交渉がシビアである!」日本とアジアのデベロッパーの違いは?
― 賃料がとりあえず倍、ときに10倍という金額が飛び出す。高く出来るなら高くは当たり前という意識がある。
― オーナー(貸主)が代わると契約期間がまだ残っているのにも関わらず値上げの話をしてくる。
― とにかく賃料を高く取れればいいという発想が先行している
― ショッピングセンターの活性化やおもしろさに目を向けていない
Q「日本ブランドを強気で出す!」
― アパレル日本ブランドは多いのだが雑貨での有名日本ブランドはまだ少ない事を理由に全面に日本ブランドを前に出した店舗作りをしている
― パッケージもあえて日本語のままで販売
― 店舗によっては日本ブランドの期待に答えるように売り場のデザイン、色合いなどを凝った銃器などを利用している
― 食器などはあえて日本製と表示して販売すると販売数がぐっと伸びる
Q「アジアならではの購買の特徴とは?」
― メイドを連れてくることが多い。それを使うメイドと相談しながら買う傾向
― 工場が少ないシンガポールなので売り切れになる可能性が高い。そこでまとめ買いをする客が多い
― 倉庫やスペースがある家庭がおおいのでストックを買い込む傾向がある
Q「シンガポールらしい売れ筋は?」
― 四季がないが季節感のあるイベントグッズが人気。特にクリスマスとハロウィーン
― イベント直前に売れるのではなく2ヶ月前からなどかなり早目からの購入が始まる
― 日本のアイデア商品がよく売れる
― キャラメルコーン、プラスチック製シューズケースやストックボックスが人気トップ3
なお、客層は主婦が中心、週末は家族連れ。平日の夕方から夜は小中学生が多い。お菓子、文具、化粧品を買い求める人が多い。レジ通過数は1日3000人以上。来客はその1.5倍以上あると思われます。
ぜひ、皆様もシンガポールへ視察にいらして下さい。私が現地をご案内します。
(アジアクリック シンガポール/Hina)
前回までの記事
ASEAN市場とは①〜一枚岩でないASEAN諸国。国々の中の民族や宗教など個々の理解が必要
ASEAN市場とは②〜中国ビジネスの失敗から学ぼう
だからこそ、私の周りの人々には、日本人には私のような失敗をしてほしくない。市場を知ってから、民族性やリスクを知ってからその国でのビジネスを深慮してほしい。
昨今、やれイスラム市場だ、インドネシア市場だ、世界の工場ベトナムだと進出熱が高まっているが、今一度静かに検討をしてみていただきたい。
「東京や大阪、地方ではそのビジネスはできないのか?」
「それぞれのデメリットとメリットを比較したらどうか?」
「慣れない土地で、相手のルールでビジネスするほどの理由があるのか?」
もちろん、世界の5人に1人を占めるようになるイスラム市場は魅力的だし、親日で日本の倍の人口であるインドネシアも中国に次ぐ隣りの大市場として検討したほうが良い。しかし、自社の商品や達成したいことは外国に打って出てまでする必要があるのだろうか?
検討材料としてのASEAN各国の比較情報を、拙い経験と知識の中から皆さんに共有していきたい。
(アジアクリック/高橋学)