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 マレーシアで「口の中が天国に!」と評判の食べ物とは?

Selamat Petang! マレーシア出身のシャフィックです。

タイトルからしてどんな食べ物か気になりますよね?(笑)
それは実はマレーシアの国民食なのですが、どんなものか皆さんご存知ですか?

 マレーシアの国民食、Nasi Lemak(ナシレマ)!

世界の各国に、その国に特有の、広く親しまれている料理があるはずです。
その料理はいつも国民食と呼ばれます。

日本の国民食といえば、頭に思い浮かべたのは寿司や刺身に間違いありません。
マレーシアの場合だったら、どんな料理が最もマレーシア特有の料理だと思いますか?

幸せに満ちているナシレマ。味は非常に美味しいがすこしコレステロールが高い。 (www.busyatom.com)

幸せに満ちているナシレマ。味は非常に美味しいがすこしコレステロールが高い。
(www.busyatom.com)

答えはNasi Lemak(ナシレマ)です。
ナシレマという言葉は、ナシ(ごはん)やレマ(脂肪)が由来です。意味としては脂肪ご飯。

なぜそのように呼ばれたかというと、この料理に使われたごはんは、普通の白いごはんではなく、ご飯を炊くときにココナッツミルク、塩を加え、タコノキ属の葉などで風味を付けて作られるのです。

このご飯は、その特有の味や香りで有名です。

ナシレマと最強おかずで天に召されよ!

このご飯は色々なおかずと食べられます。
欠かせないのは唐辛子のソース(サンバル)、ゆで卵、塩漬けアンチョビ、きゅうりやあげたピーナッツ。

これらのおかずと一緒に食べると、アンチョビやピーナッツのカリカリの食感やサンバルの辛い味、ご飯の香りや湯で卵の柔らかい食感が口の中に踊るよう感じで、我々マレーシア人がいつも「口の中が天国だ~」と言います。

多民族に愛されるマレーの伝統料理

伝統的に作られたナシレマは最終の手順はやはりバナナの葉で包み、更なるご飯に付いている香りをアップする効果があります。

しかし最近のナシレマは弁当箱に入れてあり、見た目で少し感じが違うでしょう。

三角の形に包まれているペナン島で売られているナシレマ。元々朝ごはんとされたこの食べ物は現在朝から夜遅くまで食べられています。 (angelinecpho.blogspot.com)

三角の形に包まれているペナン島で売られているナシレマ。元々朝ごはんとされたこの食べ物は現在朝から夜遅くまで食べられています。
(angelinecpho.blogspot.com)

実はもともとはマレー系の料理だったナシレマ。

多民族のマレーシアでは、みんなに好まれています。
インドカレーやエビチリなどと一緒に食べられるのも少なくありません。

ナシレマはマレーシアの国民食と言っても、実際に隣国のシンガポール、ブルネイやインドネシアにもその国の味やスパイスに合わせてたくさん売られています。

世界が認められている味。このモダンなナシレマはイギリスで行われた番組「マスターシェフ2014年」にてチャンピオンとさていました。 (http://www.express.co.uk/)

世界が認められている味。このモダンなナシレマはイギリスで行われた番組「マスターシェフ2014年」にてチャンピオンとさていました。
(http://www.express.co.uk/)

私は日本に住んでいた時、何回も作ったことがありますが、やはり材料の違いや調理器具も足りなく(腕も…)、マレーシアで食べたナシレマの方が倍美味しかった。

皆さんの国で、どんな料理が国民食ですか?

 

(アジアクリック・マレーシア担当/シャフィック)