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 【マレーシア】ホワイトコーヒーの老舗『オールドタウン』が人気を維持し続ける秘訣はSNS戦略にあり?!

こんにちは、PR事例特派員のAyaです。マレーシア発祥のホワイトコーヒーの老舗メーカーである『オールドタウン』は、創業から約60年もの間人気を維持し続けています。時代とともにPR方法も変化し、現在ではSNSを利用したPRを中心に行っています。

今回は、『オールドタウン』のPR戦略における2つのポイントをご紹介いたします!

・ホワイトコーヒーとは?

マーガリンやパーム油、砂糖をコーヒー豆と一緒に入れて短時間で豆を焙煎したマレーシアオリジナルのコーヒーのことを指します。パーム油や砂糖はコーヒー豆の香りを消さない香味付け程度に入っているため、真っ白なコーヒーではなく、明るいブラウンのコーヒーに仕上がります。

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↑オールドタウンで提供しているホワイトコーヒー

 

・『オールドタウン』とは?

1958年にマレーシアの西海岸に位置する都市ペラ州の街イポーで南香茶餐室というお店が創業され、このお店が後に『オールドタウン』という商標で、店の名物であるホワイトコーヒーをインスタントコーヒーとして販売しました。南香茶餐室とは“南のティールーム”という意味で、南国マレーシア独自のティールームがもてなすホワイトコーヒーという新たなジャンルの飲み物がこのお店で誕生しました。南香茶餐室は1999年に『オールドタウン』として商標登録し、インスタントのホワイトコーヒーの製造と販売を開始しました。2005年にはご飯も食べることができるカフェチェーン“オールドタウン・ホワイト・コーヒー(Oldtown White Coffee)”をオープンし、マレーシア各地に店舗を構えています。

オールドタウンのホワイトコーヒーはマレーシア以外にもシンガポール、タイ、インドネシア、ブルネイ、フィリピン、台湾、香港、中国、イギリス、カナダ、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドでインスタントコーヒーの商品販売を行っています。

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↑オールドタウンのメニュー

 

・『オールドタウン』のSNSでの効率的なPR戦略&フォロワー獲得のポイント!

創業から約60年経つ『オールドタウン』は、どのようにして人気を維持し続けているのでしょうか?それには冒頭で述べた通り、2つのポイントがあるのです。

 

  • フォロワーと定期的にコミュニケーションを取る

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↑オールドタウンの公式フェイスブック

 

『オールドタウン』は老舗のホワイトコーヒーのメーカーということもあり、公式フェイスブックは20万件以上のイイネを獲得し、多くのフォロワーを抱えています。

またオールドタウンの公式フェイスブックでは、時々フォロワーとコミュニケーションを取るような投稿がアップされています。これにより、2つの事実を認識することができます。まず一つ目は、コメントやイイネの量から現時点でフォロワーの視線はどれくらい企業側に向いているかを認識できます。そして二つ目は、フォロワーから企業に関する意見を直接貰うことができる点です。後者は企業側からは気付かない点を指摘して貰える可能性があるため、非常に重要な認識に繋がります。

例え20万人以上のフォロワーがいても、フォロワーから企業に関する意見を1件も貰えなければSNSを活用した意味がありません。1件でも良いのでフォロワーから意見を貰える投稿をUPすることを心掛けることをお勧め致します。

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↑公式フェイスブックでの投稿

 

ASEAN諸国で事業を始めたり、日本の企業を現地進出させる際にはSNSを使ったPRを行うことはマストです!ですが、実際は現地進出する日系企業の多くがまだASEANのSNS事情や特徴を掴みきれておらず、一方的な宣伝を行ってしまう傾向があります。ASEAN諸国でPRをする際に必要なことは、第一に顧客やフォロワーとのコミュニケーションです。マレーシアを含むASEAN諸国では商品を購入する際にも口コミ情報や企業のカラーなどを見る傾向があります。

この企業はどんな企業なのか、働いている人はどんな人か。このような情報は主にSNSから得て、時には商品を購入するか否かを決めることにも繋がります。コメントをしてみて親身に接すればそれが口コミ情報となり更に現地で話題を生むことでしょう!このような地道なSNS戦略がASEANではポイントとなってくるのです。

 

  • ハッシュタグを定期的に作成してインスタグラム投稿を推奨

ASEANでは、フェイスブックよりもインスタグラムに若者の関心が高まってきています。フェイスブックのアカウントは持っているけどメッセンジャーで友達とやり取りをするくらいであまり使わないなどという意見や、インスタグラムの方が画像も綺麗に加工できて面白いからSNSとして主にインスタグラムを利用するという意見も増えてきました。著名なインスタグラマーが増加したことも主な理由と言えるでしょう。フェイスブックとは異なり、本名で登録する煩わしさがないことも登録者数を増やす要因となっています。そのため、企業でのPR、はフェイスブックとインスタグラムの二つのSNSで行うことがメジャーになって来ています。

アカウントを二つ持つことが多い理由は、インスタグラムだけでは企業の情報が足りず、フェイスブックだけでは話題性を掴めないからです。インスタグラムでハッシュタグを付けてオシャレに加工した画像をUPすることで画像に雰囲気を持たせることが出来ます。また、オールドタウンのような老舗のメーカーであれば写真を加工して重厚な雰囲気を持たせて投稿することでホワイトコーヒーの魅力を視覚的に伝えやすくなります。それにハッシュタグを付けてフェイスブックと連動させればインスタグラムでの視覚的な情報とフェイスブックでの企業情報の双方を効率的に宣伝することができるのです!

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↑オールドタウンの公式フェイスブックでの投稿

ASEANの市場では国ごとにPR方法の特徴があり、SNSを使ったPRはこの他にも多くの方法があります。アジアクリックでは現地特派員がASEAN各国におりますので、皆様個人に合ったPR方法を現地からお届けさせて頂きます。現地でのサポートならアジアクリックにお任せ下さいませ!

(アジアクリック・事例特派員/Aya)

参考

YUEN89.COM“怡保美食:南香茶餐室”(http://yuen89.com/2015/07/kedai-makanan-nam-heong.html