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シンガポールに進出した日本企業ってどんなビジネスをしているの?
こんにちは、シンガポール特派員のHinaです。
シンガポールに進出した、会社を設立した、という話題は今ではもう珍しくないほど日本企業はアジアへ広がっています。
今回は意外と知らない「シンガポールに進出した日本企業」ってどんなビジネスをしているか探ってみました。
シンガポールに設置している機能は?
海外に拠点を置くという事は、その国に置く意味がある機能が必ず存在します。
商品をやサービスを販売・提供するための販売機能
情報や資源などを入手するための調達機能
研究や開発の可能性を探る機能
工場を中心にした生産機能
上記4つに含まれないその他の機能に分かれます。
では、シンガポールにはどの割合で機能が置かれているのでしょうか?
1位 販売機能 61%
2位 調達機能 21%
3位 その他機能 12%
生産機能及び研究・開発機能は2-3%と低い回答でした。
シンガポールはアジアでもめずらしい機能拠点とされていますが、シンガポールを除いたアジア全体では、販売機能と生産機能を拠点とする企業が6割ほどあり、調達機能も拠点とする企業が増えています。
すなわち、海外進出先には、日本向けの生産拠点からアジア他国への製造・販売するために、現地調達・生産・販売を進出した国・地域で一貫して行う拠点が明らかになっている傾向が高まっていると思われます。
では日本企業ってどんな業種で進出しているの?
日本企業がシンガポールでどのようなビジネスをしているのか本当の数字を調べる事は非常に困難です。なぜなら日本企業といえども、シンガポールにあるローカル企業もしくは外国企業を買収し株主を含め役員の割合が日本が少なくなっていたい、ローカルパートナーを見つけ、実際のオペレーションは日本企業がやっているが法人登録はローカルパートナー名で行っていたり、様々な事情でそれが日本企業だと認識するのが分かりにくいのです。
商工会議所に登録されている企業が全ての日本企業ではありません。機関の登記簿を見てももちろん分かりません。
ここにある統計は様々な情報からアジアクリックが独自にはじき出した統計ですから実際の数字とは異なる可能性がありますが何かの目安になれば幸いです。
またここ5年間ほどでその業種が全体的に増加をしている傾向も合わせて記載しております。
エレクトロニクス 40% (大幅に減少傾向)
化学 42% (大幅に増加傾向)
バイオメディカル2%(増加傾向)
精密系 2%(大幅に減少傾向)
輸送系 3.6% (大幅に増加傾向)
その他製造業 1%(大幅に増加傾向)
サービス業 12%(大幅に増加傾向)
その他、建設業・不動産業・証券・金融業は年々増加傾向にありますが、農林・水産業や繊維製品などはほとんどありません。
数字からみるとシンガポールにはアジアを統括するための拠点として法人を設立しておき、アジアでの製造・販売等を行っている企業も多いと思われます。
ビジネスの参考になれば幸いです。
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