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ベトナムに日本庭園出現?!日本文化の浸透の現状
Xin chao!ベトナム担当の櫻井です。
最近日本では、洋風の家多く建設され、平屋で日本風の庭のあるお家をあまり見なくなった気がします。
そんなあまり目にすることがなくなった日本庭園が、ベトナムに存在するのです!
今回はその日本庭園と、日本文化の浸透の仕方の変容について紹介します。
本格的な日本庭園が楽しめる「リンリン・パーク」がホーチミンでオープン!
今年の3月2日、ホーチミン市ホックモン県(同市中心地より20キロ離れた所に位置しています)で日本庭園「リンリン・パーク」がオープンしました。
総面積は約2万㎡で、園内には池や橋などもあり、池には愛媛から輸入された220匹の鯉がいます。
日本の造園師の高橋清洋さんが渡越した際に、リンリン・パークのオーナーのNgoさんと出会ったのがきっかけで、このパークを造ったそうです。
このパークを造る為に、なんと鯉だけでなく庭石4000t、槙50本を日本から輸入しているのです!
ベトナムの土は植物が育ちやすい土なので、木を植えるのに適しているそうです。
観光資源としてホーチミン市も注目する日本庭園
先日、ホーチミン市文化スポーツ観光局と同市観光促進センターがリンリン・パークを視察しました。
市は「観光地の多様化」を2014年の観光促進計画の中で目標としており、
自然愛好家や日本文化が好きな人達の観光需要をとらえるために、この日本庭園を紹介しようと考えているそうです。
多様な日本文化の広がりから日本ファンを増やそう!
この様に、着物や浴衣などの和服、相撲などのスポーツだけでなく、庭園などの他面の日本文化がどんどん進出していっているのです!
(参考:訪日ベトナム人観光客について書いた以前の記事はこちら、
日本のアニメがどれくらい人気かを書いた記事はこちら)
また、ベトナム人だけでなく、ベトナムに旅行に来た他国の旅行者が来園するかもしれません。
そうすれば沢山の国の人々に日本文化を知ってもらえるという利点もあるので、今後の利用のされ方が大いに期待されますね!!
ベトナム人や、ベトナムへの旅行者向けにリンリン・パークを含めたツアーの販売、パーク内でのイベントなどビジネスにも繋がっていくことも見込まれます。
これを機に、茶やお花見などの日本文化も伝わるかもしれません。
(アジアクリック・ベトナム担当/櫻井)
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