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 【香港】香港特派員が感じるタイと香港の市場の違いとは?!

你好(ネイホウ)!香港特派員の詩織です。
先日初めてタイ旅行へ行きました。香港とタイは同じアジアではありますが、実際に旅行してみて様々な「違い」を感じました。そこで今回は、日本から香港もしくはタイ、タイから香港の市場進出のヒントとなる私香港特派員の目線で気づいたタイと香港の違いをご紹介致します!

<香港人が感じるタイの景色の魅力>
皆さんは香港を訪れたことがありますか? 1,106㎢という東京の半分の面積に約734万人が住んでおり、非常に人口密度の高い国です。超高層ビルが立ち並ぶ世界的な金融都市でもあり、「東洋の真珠」とも呼ばれる世界三大夜景の一つである「ビクトリアピーク」、香港島、九龍半島の主要な高層ビルから放たれる色とりどりのレーザーと音楽のギネスに認定されている「シンフォニー・オブ・ライツ」などが有名です。
このような近代的な景色が広がる香港を飛び出しタイへ渡ると、近代的な景色と昔ながらの田舎っぽい風景の両方を見ることができ、とても魅力的に感じます。私はバンコクのマーケットやショッピングモール、人気の観光スポットを巡り、日帰り現地ツアーでアユタヤという世界遺産認定都市へ行ってきました。アユタヤで見た遺跡や景色は香港でなかなか見ることができないため、満喫することができました。都会の賑やかさと昔の歴史を感じられるところが、タイの1番の魅力ではないかと思います。

 

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▲アユタヤ世界遺産「ワット・プラ・シーサンペット」

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▲チャトゥチャック・ ウィークエンド・マーケット

 

<タイの日本食レストランで感じた違い>

最近香港に進出している日本食レストランが増加していますが、香港よりもタイにある日本食レストランの店舗数が多いように感じました。実際、JETOROの「香港食品市場の現状とそのヒント」(2017.7)と「日本食品消費動向調査 タイ」(2017.3)に記載されている日本食レストランの店舗数を比較すると、2016年時点で香港には1,280店舗、タイには2,713店舗あるそうです。香港の2016年の前年比は−0.8%と減少しています。一方タイは日本食レストラン同士の競争激化により、2015年までは前年比が平均約20%の増加でしたが、2016年の前年比は3.6%の増加にとどまっています。またバンコクは飽和状態であるため、地方でタイ人の中間所得層をターゲットにした日本食レストランが増加しているそうです。

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また、もう1点感じたことは「タイの物価がとても安い」ということです。例えば、タイで食べた日本ラーメンの値段は約106THB(約364円)ですが、香港のラーメンの値段は HK$150(約2,045円)のものまである程高価なのです。

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▲タイ屋台のパッタイ

 

このように時差がたった1時間で、飛行機で3時間弱の香港とタイでは市場動向も景色も全く異なります。つまりアジア進出と一括りに言うことはできますが、各国それぞれ市場調査・PRの工夫などを実施することが成功のポイントとなるのです!アジアクリックではアセアンの調査やPRを複数国同時に実施することができます。ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ!
お問い合わせはこちら▶︎▶︎info@asiaclick.jp

(アジアクリック・香港特派員/詩織)

参考
https://www.jetro.go.jp/ext_images/_Reports/02/2017/c89c34591b088681/rp-reseth201703.pdf
https://www.jetro.go.jp/ext_images/industry/foods/past-seminar/pdf/201707_3_hk.pdf
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/hongkong/data.html#01