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【インドネシア】インドネシア人を雇用する際に理解すべき4つのポイントとは?!
みなさん、こんにちは!アジアクリック特派員の堀田です。
現在日本では少子高齢化社会による人口の減少が問題視され、近い未来の人材確保のため外国人雇用への受け入れを強化しているというニュースが連日報道されています。
実は現在、日本で働くインドネシア人の動向に変化が起きています。このことから今後日本企業のインドネシア人の雇用が増加すると考えられるのです。そこで今回は、インドネシアで3年間生活をし、インドネシア人と一緒に働いて学んだ、雇用する際に理解すべき4つのポイントを解説致します!
■インドネシア人の来訪目的
※画像:厚生労働省「外国人雇用状況」の届出状況表一覧 (https://goo.gl/izzwvm)
上のグラフは厚生労働省による「外国人雇用状況の届出状況表一覧(平成28年10月末時点)」ですが、インドネシアはランクインしていません。そのため人材確保の市場として見逃してしまいがちです。しかし観光庁の「訪日外国人消費動向調査(平成28年)」の来訪目的を見てみると、業務目的の割合が35%を占め、研修が9.5%と他の国・地域に比べて高いのです。
現在のインドネシア貿易大臣であるゴーベル氏は中央大学商学部を卒業し、その後パナソニックと合弁事業を展開するゴーベル・インターナショナルの社長を経験しています。また、ダギリ労働大臣は該当国言語の検定試験に合格できない場合は、国外就労のための出国許可を与えないとも発言をしています。そのため2015年あたりからインドネシア政府は、厳しい選考を通過したインドネシア人を日本へ技術研修生として送り出しているのです。すなわち、優秀なインドネシア人を雇用するチャンスが日本企業にはあるのです。
■日本で働くインドネシア人の動向変化
実は現在、インドネシア人の「看護師・介護福祉士」の国家試験合格者が増加しています。一時は国家試験に合格するのが難しく、途中で諦めて帰国するもしくは帰国せざる負えない状況の労働者が目立ちました。また2011年の東日本大震災を機に両親の勧めで帰国や日本行きを諦める人がいましたが、その後徐々に国家試験受験者は増加しています。
※画像:http://www.jakartashimbun.com/free/detail/34340.html
今後高齢者がますます増え、特に介護福祉士がさらに不足していくことが予想できるため、日本語を話すことのできるインドネシア人の需要は高まるでしょう。
■雇用時に理解すべき4つのポイント
では、文化の異なるインドネシア人と働く上での働くうえで理解すべきこととは一体何なのでしょうか?
(1)宗教
人口の8割はイスラム教徒であり、その他はキリスト教、カトリック教徒、仏教、ヒンドゥー教(主にバリ島出身者)と人それぞれ信仰が異なります。それぞれの宗教の教えによって、生活習慣や日々優先していることが異なってきます。詳しくは次回の記事でご説明いたします。
(2)家族が最優先
インドネシア人は「家族」を何よりも第一優先に捉えていると個人的に思います。日本では親元を離れている人が実家に帰る機会として、主に年に2回(お盆・正月)イベントがありますよね。インドネシアでは、年に1度の大きなイベント「断食月明け大祭(レバラン)」があります。しかしそれだけではなく、誕生日、週末、祝日など年齢は関係なくいつでも頻繁に家族と過ごすことが一般的です。大きなイベントでも自分の好きなように時間を過ごしたいと考える若者が増えつつありますが、まだまだ家族を優先する考えが一般的です。
(3)育った環境
多くの日本人は、日本へ働きに来ている東南アジア人は貧しいという先入観を抱いていると思います。しかしインドネシアでの貧富の差は非常に大きく、それだけ人によって育った環境は異なるのです。ビジネスマンとして成功するため、家族を養うためと目的は違います。
(4)見栄っ張り
インドネシア人は自他認める、「見栄っ張り」です。自分がどれだけ多くのお金を手にしているのかを見せつけたがります。貧富の差が激しい途上国が故、富手にしているということはその人の成功の証でもあると言えるからです。また、富だけではなく地位の高さや有名企業、発展国である日本で働くということも自慢できる要素です。
出身国が異なれば文化は大きく異なります。今後人手不足が深刻になると同時に海外から優秀な人材が日本へ来ることが予想できるため、上記のような理解は雇用後だけではなく、人材確保のためのPRにも活用することができるでしょう。また海外進出し、現地の人々を雇用する際も同様です。次回はインドネシア人の8割がイスラム教徒であることから、イスラム教徒の方を雇用するうえで注意すべき点についてご説明いたします。
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(アジアクリック・特派員/堀田)
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