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 【オーストラリア】スーパーマーケットにある、多文化共存のための『コーシャー』とは?!

セラマソレッ!アジアクリック・インドネシア特派員のルキです。

みなさんは、タイトルにある『コーシャー』が何だかご存知でしょうか?これは多文化共存のために非常に重要なもので、オーストラリアでは日常生活に欠かせないスーパーマーケットに置かれています。

そこで今回は、オーストラリアのスーパーマーケットの工夫とハラール対策を結びつけ、日本でどのような工夫をしたら良いかご紹介致します。日本も多文化共存に向けて、他国がどのような対策をしているのかを知ることも大切です!

・『コーシャー』とは?

『コーシャー(KOSHER)』は、ユダヤ教徒の向けの食べ物です。彼らはイスラム教徒のように、食べられないものがいくつか存在します。主に動物や魚介類で禁じられている食べ物があります。それらが含まれていない食品が『コーシャー』なのです。

日本ではユダヤ教徒についての情報は少ないですが、オーストラリアではユダヤ教徒が比較的多く、12万人前後(200人に1人)のユダヤ教徒がいると言われています。

 

・オーストラリアでの工夫

『コーシャー』は、ハラールマークと同じような認定マークがあります。それが写真の、「KOSHER PARVE」です。

自然の産物である、魚(限られた種類)、特殊な屠殺のみによる牛肉、羊、鳥肉など、野菜、果物などの食品を製造する会社、あるいは企業にラバイというユダヤ教の聖職者(神父や僧侶にあたる)が訪問します。そして製造過程を見学し、指導し、製品がコーシャーであるという認定を行って、認定書を書くのです。

参考:http://www.jccjapan.or.jp/1246712540124711251512540.html

 

しかし、このマークを一つ一つ探していては、買い物にとても時間がかかりますよね。そこでオーストラリアのスーパーマーケットは、『コーシャーコーナー』を設置しているのです!

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これならユダヤ教徒の人々も買い物がしやすくなり、スーパーマーケットの顧客層が広がるというメリットが両者にありますよね。

 

・日本でできる多文化共存の方法とは?

ハラール認証を取得した日本の食品業者は、全国で「80件」です。

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引用:http://www.maff.go.jp/j/kokusai/kokkyo/food_value_chain/pdf/sankou_4.pdf

 

今からハラール認証の業者を増やすことも大切ですが、時間とコストがかかります。では今何ができるのでしょうか?それは先ほど写真でご紹介したような、「ムスリムコーナー」を作ることです!コンビニやスーパーマーケット、ドラッグストアなどで展開できると、日本在住のイスラム教徒が過ごしやすくなるだけでなく、お土産コーナーとしても機能するのです。

弊社ではイスラム教徒の現地特派員がおり、日本語で皆様にアドバイスいたします。消費者調査から企画、PRまで全てワンストップで、複数国同時に実施可能です。ターゲットをインドネシアにしたいけれど、宗教対策をどのようにしたら良いかわからないなど、お気軽にご相談くださいませ。

(アジアクリック・インドネシア特派員/ルキ)