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 【インドネシアでの化粧品「ナチュレシア」の展開事例】双日コスメティックスがインドネシア向けの化粧品の販売を開始!そこから見えるメイド・イン・ジャパンの強みとその可能性

こんにちは、PR事例特派員のAyaです。

今回は双日コスメティックスがインドネシアの企業と業務提携を行い、インドネシア向けの美白化粧品の販売を開始するお話についてご紹介させて頂きます。

 

双日コスメティックス株式会社は、2015年6月からインドネシアの市場向けに企画開発した化粧品ブランド「ナチュレシア」(naturecia)の発売を行うとの意向を示しました。

双日株式会社公式HP(https://www.sojitz.com/jp/news/2015/06/20150609.php)より引用

 

ナチュレシアの製品は、インドネシアのドラッグストアと提携して現地の中間層をターゲットとした販売を行っています。

 

この双日コスメティックスの開発したナチュレシアはメイド・イン・ジャパンの二つの強みを生かしてインドネシア市場に参入しています!

それはズバリ…

  • メイド・イン・ジャパンである
  • 美白化粧品をメインに扱っている
  • 安定したSNS戦略

 

  • メイド・イン・ジャパンである

日本製という強みはインドネシアに関わらず、ASEAN諸国で非常に強力なアピールポイントとなります。日本製というと安心・安全・高品質という良品に必要不可欠な三拍子が揃っているからです。

化粧品ともなれば直接肌に触れる物となります。中間富裕層の増加しているインドネシアでは高いお金を出してでも高品質な製品を求める消費者が増加しています。

これは、消費者の目線からすると購入前にはまず製品の裏面を見てどこで作られているのかチェックが入ると言うことになります。

裏面のラベルから日本製という表示を見ると安心・安全・高品質という印象を消費者へ持たせ易いです。一から製品のブランディングを行ってイメージを作らなくとも、既に安心・安全・高品質という強力な三拍子が揃っているのですからこれを活かさない手はありません!

 

  • 美白化粧日をメインに扱っている

インドネシアでは、空前の美白ブームがここ数年で美白ブームが加速しています。

書店では海外の雑誌がインドネシア語に翻訳されたものが多く並んでいます。

大きな書店に行くと、欧米からの雑誌の他にも日本の女性ファッション誌やK-POPに関する雑誌まで多岐に渡っています。

これらの海外から流入される雑誌はインドネシアのティーンには多大なる影響を及ぼすのです。日本や韓国などの東アジア諸国では美白を美しさの一つとする価値観が存在するため、芸能人も美白を心掛けている人が多いです。この点に至っては、インドネシアも同じで、肌が白いことは美しさの一つと捉える所があります。

そして、この価値観に拍車をかけることとなったのが諸外国のサブカルチャーの存在です。雑誌や動画サイト、音楽などのあらゆるメディアを介して日中韓の他にも欧米諸国の芸能人たちの美容方法やメイクなどに影響を受け、「私も彼女達と同じように肌を白くしたい!」という女性達が増加したのです。

実際、ナチュレシアは美白化粧品であることを前面に出してブランディングを行っています。

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↑製品のコンセプト

ナチュレシア インドネシア公式HP(http://kagayaku-cosmetics-global.com/en/naturecia/index.php)より引用

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↑製品の効果効能について

ナチュレシア インドネシア公式HP(http://kagayaku-cosmetics-global.com/en/naturecia/exfoliator.php)より引用

  • 安定したSNS戦略

ナチュレシアは2015年の6月よりインドネシアでの販売を開始しました。販売開始して約1年であるというのに約1年半後の現在では公式フェイスブックのフォロワーが94,756人までに増加しています。これはインドネシアで非常に話題性が高い証拠であり、SNS戦略にも徹底したPR活動を行っているという点が挙げられます。

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↑ナチュレシア インドネシアの公式フェイスブックページ

 

また、ナチュレシアの公式フェイスブックのポイントは製品に関する情報だけでなく、美容に関する情報載せているという点です。

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↑ナチュレシアインドネシア公式フェイスブックの2016年10月13日の投稿

10月13日の投稿では美容に良いメニューとして海藻を使った料理メニューの紹介を行っています。公式フェイスブックで商品の宣伝を行うこともよいことですが、製品の情報だけではSNSに目の肥えたインドネシア人を満足させることはできません。常に新しい話題の提供を行うことが話題性と購買意欲に繋がります。

どんな情報がインドネシア人にとって旬なのか、または話題性を生むのか?そして、インドネシアでは今何が流行っているのか?

このような情報は現地の市場を理解する上で最も重要な事柄となってきます。

新しい話題を取り入れて製品に繋げたPRを行うことがマーケターの役割ですが、それが分からない。どこから手をつけてよいのかが知りたい!というような場合は是非アジアクリックまでお問合せ下さいませ。私達が最新の情報を皆様にご提供させて頂きます。

インドネシアをはじめ、東南アジアでのFacebookなどSNS開設運営は、既に企業インフラの一つとなっています。現地での展開はASEANのプロであるアジアクリックまでお気軽にご相談下さいませ。