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【アジアPR事例】インドネシア人女性が韓国で恋に落ちる?-インドネシア映画から学ぶ訪日PR方法―
スラマッシアン! インドネシア特派員のルキです。
今回は、インドネシア人の女性に今話題の映画「Jilbab Traveler Love Sparks in Korea」(イスラム教女性が韓国で恋に落ちる)という映画の観光宣伝力の可能性をお伝えします。
映画のタイトルの冒頭にある、「ジルバブ」とは、英語ではヒジャブと言われるイスラム教徒の女性が頭にかぶる布のことを意味します。
24歳のインドネシア人の旅ブロガーの女性が、ふとしたことが理由で、韓国人の男性と出会い、恋に落ちるというシンプルな内容です。
出会いはインドネシア、しかし、ブロガーというお仕事の関係で韓国へ招待されることになり、そこで、韓国人の男性と再会するというストーリーラインです。
現在インドネシアでは韓流ブーム真っ只中でして、ドラマの影響で「韓国人男性素敵!」という言葉はインドネシア人女性より頻繁に聞こえてきます。
今回ご紹介したいポイントは、映画の撮影地が韓国ということで、韓国行を検討するインドネシア人が増えることが予測されます。
理由は、近年インドネシアでは、映画で取り上げられた撮影地へ行く観光客が増加しているためです。
例えば、インドネシア映画の aadc2という映画は、インドネシアの中部ジャワ、ジョグジャカルタで撮影が行われ、撮影地が現在若者を中心に観光地として人気となり、ブロガーがブログで観光をレポートし合うという現象も目立ちます。
(映画オフィシャルサイトより http://aadc2.com/)
このように、映画の撮影地がインドネシア人の心をつかみ、旅行に行こう!と行動に移す動機となるようです。訪日観光宣伝もこのように映画を取り入れた宣伝方法も考えられそうですね。
ブロガーマーケティングは単発ではなく、ストーリー性・計画性が合ってはじめて効果的なのですが、韓国観光PRは次々と「あなたの韓国での物語は?」とテーマに訪韓インバウンドのPRを続けています。
日本の訪日予算は韓国政府に比べると圧倒的に少ないですが、日本コンテンツをうまく伝えられるよう戦略を一緒に考えましょう!
(アジアクリック・ジャカルタ特派員/ルキ)
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