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 香港企業のFacebook活用事例、炎上事例

こんにちは、香港特派員Benです。

Facebookは未だに香港で最も人気のあるSNSです。今日は香港の企業がどのようにFacebookを活用して、その宣伝効果を得ているのか最新事情をシェアします。

  • Facebookでのターゲティング広告は香港でも有効

最も使用されるのは、一般的なFacebookを介した広告です。料金を支払うとFacebookが特定の消費者をターゲットにして、その消費者に広告情報を提供することができるサービスで、性別や趣味など細かくターゲット設定できます。

  • 現地人とPRの企画をしよう。インフルエンサーも時に有効

次に利用されているやり口としては、メディア系企業と連携し、連携先企業のFacebookページを介して多くの読者に自社広告を流すという方法です。よくある事例としては、広告(CMなど)の製作も相手方のメディア系企業に依頼することです。この理由は、メディア系企業に所属している人気キャラクターやYouTuberなどを広告に出演させることで、人気や話題性を生むことができるからです。

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上記の画像は、最近香港で大好評のNescafeと、「100毛」というメディア企業と連携したCMで回覧数は400万回を超えました。

現地状況を理解し、炎上リスクを避けよう

最後に、企業とFacebookページの繋がりに関してのお話をさせて頂きます。

企業自身が公式Facebookページを作成し、投稿すること。この2ステップと、Facebookへの広告宣伝費を投入すれば話題性はグンと広がります。

最近の傾向としては、ニュースに関連した内容を絡めた少々皮肉交じりの記事が画像付で広められています。しかし、このような内容の記事は同時にリスクも伴います。Facebookユーザーが記事の内容を好む場合は良いですが、批判的に受け取られた場合は企業側に発生するリスクが大きいからです。

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最近、香港で史上最悪ともいわれる大規模なビル火災がありました。この火災で二名の消防士が亡くなる惨事となってしまいました。ですが、この後に行われた香港の大手旅行会社“東瀛遊”は「消防士に敬礼します!公務員のお客様だけのセールスキャンペーン」という内容の記事を投稿しました。この記事に対し、ネット上では「空気を読め!」や「そんなことを言っている場合ではないだろう」などの大きな反発を呼び、“東瀛遊”は謝罪に追い込まれる事態となってしまいました。これは、Facebook広告宣伝の悪い一例です。

以上の宣伝方法の他にもFacebookを使ったPR戦法は多岐に渡ります。企業は、状況を見極めながら自社に見合ったPR方法を確立していく必要があります。

PR方法を確立する過程で、疑問や不安がありましたらSNS専門のマーケッターに意見を求めることが賢明です。もちろん、私達アジアクリックもお手伝いします。
(アジアクリック・香港特派員/Ben)