ASEAN訪日ブログREPORT
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ASEAN市場で最も有効な広告メディアは、Facebookである。
(ASEAN各国人が1日に何時間SNSを使っているかのグラフ。日本は0.3時間、フィリピンは3.4時間、他のアジア諸国も2時間前後と数倍も使われている)
よく質問いただくことに、タイ・マレーシア・シンガポール・インドネシアなどASEANのB2C市場における最も有効なメディアは何か?と聞かれる。
その答えはFacebookである。
そしてその次にテレビであるが、日本同様広告費用は莫大となる。事例はGoogle検索で出てくるので、そちらを参照されたい。
■Facebookは見込み客を集め、ファン化できるメディア
Facebookを開設し、
ファンを集め、
彼らを教育し、
商品購入(来店やサービス利用)の機会を与える。
日本企業がゼロからASEAN各地でファンを集め、育て、購入動機を与え、購入の機会を提供し売上を上げるには現状Facebookが最も近い。
その理由として
・Facebookは最も使われているメディア
・Facebook広告がファン集めに有効
・日本から管理が可能
だからである。
■Facebookは、データ通信量無料で老人子供も利用
データは検索すれば多く出てくるのでそちらにお任せするが、日本と違う点としてASEANではおじいさんおばあさんも小学生も実名・写真入りでFacebookを活用していることにある。猫も杓子もFacebook。その理由としては家族との連絡ツールになっているため、またスマートフォンの契約プランでFacebookやツイッターなどが無料で使えることにある。トップアップと呼ばれる(ベトナムではロード)料金前払い制において、よく前払金は使い切ってしまうがそれでもFacebookは使い続けることが出来るのである(国やプランにも左右される)。
■Facebook広告はもっとも貴社顧客に近い見込み客を連れてくる。
特にFacebook広告は最も費用対効果の高い広告メディアで、欲しい地域属性のファンを集められ、単価5円程度〜。
クレジットカード決済で今すぐバンコク10キロ圏内に住んでいる20代女性、英語話者で日本好きの目にとまるよう、貴社の広告が出せる。(一例)
しかもターゲットがクリックすれば広告費が発生するという成功報酬方式。
2015年7月現時点で1いいね!辺りタイ人向けで30円、シンガポール向け80円、インドネシア20円、ベトナム20円、香港台湾100円程度を目安にしよう。
つまり1000人のファンを獲得したければ単純に、各単価に1000人をかけた額が広告予算となる。 しかしこれは競争相手が多ければ今後高騰していくことだろう。レッドオーシャンになるための早めのファンの囲い込みがFacebook活用にも言えるのである。
■ASEAN全域にPRなら英語、しかし効果は薄まるので各言語での情報発信がビジネスには必須
タイはタイ語、マレーシアは英語とタイ語とマレー語、シンガポールは英語、インドネシアはインドネシア語、ベトナムはベトナム語、フィリピンは英語。
ASEANでも各国によって第一言語は異なる。もちろん、最初は英語での発信でも良いが、英語はあくまで高学歴者のための共通言語。中間層に届けるには各国言語による情報発信がFacebookでも必要となってくる。まずはターゲットを複数決めてFacebookでの反応を確かめてみるべきだろう。
■Facebookがなかったら、何でASEAN市場にPRするか?
私はFacebook信者でもないし、もしFacebookより有用なメディアがあればそれを活用する。
しかしもし、この世界にFacebookがなければ、あなたは一体どんな方法でASEANの消費者にリーチしただろうか?
テレビCM? 雑誌新聞広告? GoogleアドワーズなどSEM? 現地イベント?
コストが掛かり過ぎる、手間が掛かり過ぎる、現地管理のリスクもある。
Facebookの有用さはこう考えることで見えてくるのである。
Facebook活用の事例はGoogleで「タイ Facebook活用事例」など国別で検索いただきたい。
ちなみに、B2Bで最も有効なメディアはFacebookでなく、Linkedin(リンクトイン)である。
当社でも成功失敗例それぞれをご紹介可能である。
(アジアクリック/高橋学)
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