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ASEAN訪日ブログREPORT

 Londonerが見るインドネシア‐後半‐

こんにちは!ロンドン在住の下垣です。

前回に引き続き、5月31日にTrafalgar Squareで行われたインドネシアフェスティバルについて、今回は展示内容を3つに分けて、詳細について書かせていただきます。

イギリス人がアピールするインドネシア

まず1点目は、イギリス人がインドネシアをアピールしていること。
Garuda Indonesia, The Airline of IndonesiaとMandiriを訪問したのですが、とても面白く、工夫されたブースでした。
特にGarudaは、面白いサービスを提供していました。

添付したような写真を無料で撮れ、写真を撮ったらFacebookかtwitterでアップするようにお願いされます。
まだまだここイギリスでは知名度が低いインドネシアを、SNSを通じて写真付きでミクロレベルでアピールするというこのアイディアは、イギリス人によるものだそうです。

また、待ち時間もイギリス人やインドネシア人が積極的にインドネシア観光を面白おかしく話してくるので、とても楽しめました。
ブランディングに長け、マーケットとしての価値を見定めアピールするイギリスのパワーを改めて感じました。

 

インドネシア人がアピールするインドネシア

正直、1点目に比べてとても地味でした。
たとえば、写真に添付したJakarta Fine Arts & Ceramic Museum Indonesia のブース。
熱意は本当に伝わり、作品自体も素晴らしく本当に感動しました。

しかし、リーフレットもなく、展示全体の雰囲気も少し暗かったので、印象にあまり残らないことが懸念されます。
英語が上手で、作品自体がいいだけにもったいないです。

他にも、アピールの方法を確立できないまま展示に来てしまった、というパターンを多く見かけました。

 

インドネシアフード屋台は改良の余地あり!

名前を忘れてしまって恐縮なのですが、焼き鳥のような食べ物が一番人気で大行列をなしていたのですが、いざ食べてみると甘すぎるようで、購入者のほとんどが残していました…。

また、行列こそ少なかったですが、ミーゴレン(焼きそばのようなヌードル)の方がまだ食べられる、と言っている人が多かったように思います。

とはいえ、東アジア人、ヨーロッパ人はわりとしょっぱいものやスパイスを好むので、インドネシアフードは、たとえばバケーションで1週間食べ続けるとなると少々きついかもしれません。

インドネシアフードを食べていた際にインドネシア人に声をかけられ、そのことについて話しました。

すると、
「インドネシア政府は、観光を今後主要産業にしていこうとしているようだが、食に対する改善に関しては特に対策はされていない」
とのこと。
なので、インドネシアで外国人の口に合う食品関連のビジネスなんてやったらいいのかなぁ…と思いました。

なにはともあれ、インドネシアのこれから、がますます楽しみになったフェスティバルでした!

日本でもインドネシアフェスティバル、「第6回 日本ーインドネシア 市民友好フェスティバル」が2014年9月6-7日に開催されるようです。
皆様もぜひ足を運んでみられてはいかがでしょうか?

 

(アジアクリック・ロンドン在住/下垣)