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 いまやおしゃれの定番、ファストファッション。台湾では?

哈囉(ハロー)!台湾担当のチャニンです!

おしゃれな洋服ブレンドと言えば、皆さんの勧めブランドはどれですか?
今日は、いまやおしゃれの定番であるファストファッションについて、台湾での現況をお届けします。

 

台湾でもファストファッションは人気

ここ数年、世界的に服のおしゃれは価格帯が変わってきています。
もともと約2500元(日本円で約8500円)~の服から、1000元ぐらい(同約3300円)へと、ウケる服の値段が変化しているのです。

そうした服・ファッションは、皆さんご存知のように「ファストファッション」と呼ばれます。
おそらく日本と同じように、ここ台湾でもファストファッションの主なブランドはUniqlo(ユニクロ),H&M,ZARAなどです。

その3ブランドに追随する形で最近オープンしたのがGAPです。
今年3月、アメリカの大手ブランドGAPも、台北の信義區で一号店を開店しました。
開店初日は7000人もの人が入りまして、今後とも大人気店になるかもしれないです。

 

日本のブランドが台湾アパレル業に新風をもたらした!

Uniqloの行列

Uniqloの行列

さて、台湾で初めて開店したファストファッションのお店は、日本Uniqloです。

2010年1月から信義區の阪急デパートで開店し、開店直後の一週間は一時間半以上の行列をなしました。
来客数では、1日当たり1万人を突破したという記録ももっているほどです。
この人気は開店直後だけでなく、その後1か月の間も、30分程度の行列は当たり前のようにありました。

現在台湾に37店舗を持っているUniqloは、台湾のアパレル業界に大きな影響を与えています。

その代表例がUniqloの定番アイテム、「Heattech(ヒートテック)」と「airism(エアリズム)」。
このシリーズのブームによって、台湾のアパレル業界も、冬には「着たら暖かくなれる服」、夏には「涼しくなれる服」を開発しました。

スペインのZaraも台湾に店舗をもっていますが、今のところ店舗数はUniqLoより少ないです。
そしてスタイルもともと台湾のアパレル業とは違うので、Uniqloほどの大きな影響は与えないだろうと思われます。

こうした服のトレンドを見ると、単に「おしゃれ」な服が受けているわけではないようですね。
「おしゃれ」と「実用感」という2つの観点から、開発が進められていることが多く感じます。
そしてUniqloのように、現地のアパレル業に影響を与えるくらい、現地に適応した服を提供する、というのも重要なポイントかもしれません。

(アジアクリック・台湾担当/チャニン)