こんにちは、アジアクリックの下垣です。
シンガポール企業ロミスの竹内CEOより、当社代表高橋へ下記のご推薦文をいただきました。
これからもスタッフ一同、ASEAN市場ノウハウの伝道に努めてまいります。 どうもありがとうございます!
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高橋学氏は、タイ・マレーシア・シンガポール・インドネシアなど週替りでASEAN10カ国を周って現地に密着、各マーケットの最新状況に精通している東南アジア市場の専門家です。
英語、中国語、インドネシア語を話し、華僑や現地民族の人脈ネットワークを持っています。
高橋学氏が得意とするのは、それら複数国へのPRや市場調査。
最近ではJETROのアセアンキャラバンのPR担当や、JNTO日本政府観光局の新市場調査を担当。日系企業のみならず現地企業のASEAN展開をサポートしています。
現時点で、高橋氏は日本人として唯一のASEANマーケットの専門家であり、氏が足で稼いた現地ネットワークと現地事情への精通は、貴社のASEANビジネスの方向を示し、氏のアドバイスによって、新興市場でのリスクを最大限回避できることでしょう。
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(アジアクリック高橋学について)
東京商工会議所 国際展開アドバイザー、ABC会(全国ホテル旅館協会)、銀行での講師など講演実績は100回以上。月
刊「広報会議」やリクルート・キーマンズネットにASEAN記事を連載。
著作に「さあ、東南アジアビジネスをはじめよう!成功のカギはソーシャルメディアの使い方にあり」(インプレス社刊)がある。
(Amazonや楽天から購入 http://amzn.to/1FfciGN)
(講演、執筆、お仕事のご相談は)
連絡先 アジアクリック シンガポール
電話 0120−74−1990(日本国内からフリーダイヤル)
メール info@asiaclick.jp(担当 / 下垣)
マジュラシンガプーラ! アジアクリックシンガポールの高橋学です。
2020年に向けた訪日外国人観光客2000万人達成に向けて富士山や日本食の世界無形遺産登録や無料Wifiへの取り組みなど、受け入れの整備の準備がはじまってきました。
しかし。
現地ASEANの大都市では、日本での受け入れ以前の問題が存在しています。
ビザや費用、情報といった面です。
今日はそれぞれについてASEAN現地で聞いた各国中間上位層〜富裕層の生の声をお伝えします。
①情報がない!
「ネットで検索しても日本旅行はでてきません」(マレーシア20代女性 OL)
「Facebookで検索しても日本旅行は限られている」(タイ 20代 男性 学生)
「なぜツアー情報ばかり?個人でカスタマイズしたい」(シンガポール30代女性 SE)
「旅行会社にいっても、日本ツアーは1つか2つだけ」(インドネシア 20代女性 学生)
②訪日ビザ取得が面倒!
「30名からの団体しか日本には行けないですから」(ベトナム 20代女性 OL)
「500万円の通帳を見せるのは高すぎ」(フィリピン 20代女性 自営業)
「ビザ解禁になったら、みんな日本に行きたいですよ」(インドネシア 30代男性 会社員)
「ビザ免除で、本当に楽になりました」(タイ 自営業 40代)
「お金はあるのにビザは面倒なので、欧州に行きます」(フィリピン 自営業 50代)
③韓国のほうが安い。
「韓国15万円、日本30万円」(インドネシア 20代 OL)
「韓国で桜が見たいです!」(シンガポール 20代 学生)
「台湾の温泉の広告が多い」(シンガポール 30代OL)
「韓国と日本はパンフレットで隣同士、両方行きたい!」(インドネシア 20代学生)
「日本はホテルは1人1万円以上、家族には躊躇」(インドネシア 30代男性 会社員)
以上のように不安は上記3つに絞られてきます。
①日本旅行の情報がない
→Facebookや現地語ホームページ開設。しかし現地でストレスなく開けますか?
現地ではFacebookすら開けない時間帯もあります。
Facebookは無料ですがホームページを見るのはお金がかかります。
②訪日ビザ取得は面倒臭い
→ベトナムやフィリピンなどには、訪日ビザ解禁に向けて旅行代理店営業を今から進めておいたほうが良いです。
富裕層だけはビザ免除して良いと思いますが。
③訪日費用は高い。韓国のほうが安い
→韓国の倍くらいお金がかかるイメージがあり、最近では韓国に行けば日本料理や桜、温泉に入れるという戦略をASEANで行っています。またLCCのお陰で飛行機は安いと知られていますが、ホテルが高いイメージでFITによるバジェットホテルの情報を特に伝えることが訪日業界全体への利益になります。
これら訪日3本の矢、バイノミクスで2000万人達成を目指しましょう!!
(アジアクリック/高橋学)
私どもアジアクリックは東京に本社を持っていましたが、この4月からシンガポール・ラッフルズプレイスにアジア本社を移しました。
今日は本社移転12の理由を皆様にお伝えします。 (さらに…)
猫も杓子も中国に進出する時代は終わり、30年以上経って中国市場は日本企業に向かないことが分かりました。
理由は、反日・不信ベース・低モラル・撤退の難しさ・人治主義…など、日本人が負けるようにできているからです。
うまくいっている日系企業はユニクロやイオン、味千ラーメンなど10本の指で数えられる程度ですね。
数十年かけて日本に残ったものは「いかに失敗しないか」というノウハウ。
成功ノウハウではなくリスク対策だったのです。
日本企業が中国大陸で学んだ主な海外ビジネスノウハウは
1)外資100%にする
2)実権は握らせない
3)中国人にスタッフ管理させる
4)日本人は交渉しない
5)相手の土俵で話を進めない
6)信用しない
7)必ず他の選択肢を用意する
8)撤退のルールを決める
9)最初の契約書にリスクを全て盛り込む
10)(建国40年の)発展途上国でありルールや信頼などないものとする
など。
私も含め、いずれかの中国リスクにひっかかり撤退してきた日系企業は数え切れないほど。
これらを今度はASEAN新市場攻略に活かそうではありませんか。
では、親日国であるASEAN諸国や台湾香港ではリスクは少ないのでしょうか?
いいえ、各国・各都市・各民族毎にリスクが内在しています。
代表的なASEAN諸市場のリスクを以下に紹介しましょう。
・タイのリスク:政治、農村と都市、女性化
・マレーシアのリスク:政治問題、治安、3大民族問題
・シンガポールのリスク:オフィス等不動産や人件費の高騰、外国企業への法律厳格化
・インドネシアのリスク:労働デモ、ルピア安、法整備の甘さ、華人問題、キリスト教とイスラム教
・ ミャンマーのリスク:政治、オフィス高騰、貧富の格差、民族問題
・ベトナムのリスク:中国デモ、南北問題
・カンボジアのリスク:貧富の格差、権力の椅子取りゲーム、クメールルージュ、中国人のベトナムからの移動
・ フィリピンのリスク:中国との国境紛争
・ 台湾のリスク:中国化
・ 香港のリスク:中国化
ここでは書けないものも含め、他にも様々なリスクが内在しています。
いつどこの国で何が起こるか分かりません。最近のタイのクーデター、マレーシアの総選挙後の治安悪化、シンガポールのインド人暴動、インドネシアのルピア暴落、ベトナムの反中デモなどは記憶に新しいところです。
では、どうしたら良いのでしょうか?
私は以下をお薦めします。
1)複数市場をターゲットとする
2)民族・宗教・政治について良く勉強する
3)実際に何度も足を運んで、リスクを体感する
4)該当市場のスタッフを民族ごとに確保する
5)リスク対策マニュアルを作成する。
ASEAN市場は海外、日本とは違うルールです。スタッフへの認識徹底はもちろん、事前調査ファージビリティスタディの一環として、自社にとってのリスクを明文化し、対策をマニュアル化しておきましょう。
広告を打つとき、人材募集をかけるとき、営業をするとき、パートナー選びをするときなどあらゆる面で行動・判断の指針となり、企業を守ってくれるはずです。
次回はASEANリスク対策マニュアルについて詳しく紹介したいと思います。
(アジアクリック/高橋学)
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シンチャオ!髙橋学です。
ベトナム・ハノイとホーチミン市に1週間ずつ滞在し、彼らのコミュニケーション方法を学びましたので、シェアしたいと思います。
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