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【意外】インドネシア華人に人気の和食は…? 現地のトップ3を公開!

スラマットシアン、インドネシアからアジアクリック特派員のロナルドです。

意外かもしれませんが、ここインドネシアで和食は40年以上もの間親しまれています。日本人がインドネシアにやってきた時からインドネシア人の間にも普及し始め、都市部を中心に広がっていきました。

また、第二のブームとして、2000年代初頭に若者世代を中心に起こった日本サブカルチャー・日本ライフスタイルブームです。また、この頃チェーン店の寿司屋がインドネシアにやってきたこともあり、更にブームは加速し、食べ物に関して言えば、寿司の他に、ラーメン、うどんにも人気に火がつき、最近は丼(どんぶりもの)が最も人気です。

とはいえ、牛丼は以前からでもインドネシアで食べることが出来ましたが、今日のような人気の品ではありませんでした。しかし、吉野家の登場により、牛丼がインドネシア人にも身近なものとなったのです。とはいえ、「牛丼」と言っても、吉野家のように、決して「牛丼」だけを扱っているわけではありません。「丼」全般を扱っています。ということで、インドネシア華人に人気の「丼」トップ3の発表です!!

 

3位 カツ丼

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日本人の友人曰く、ジャカルタのカツ丼と日本のカツ丼、味は殆ど同じなようです。それでも、私たちインドネシア華人は何の抵抗もなく美味しく食べています。

 

2位 海鮮丼

日本のものに比べて海鮮そのものの種類は違ったものになっているかもしれませんが、それでも、生の魚を食べるという少しエキサイティングな体験としての魅力もあります。
また、寿司に近いので、寿司が好きだという人に特に好まれています。

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1位 カレー丼

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とにかく日本のカレーは大人気で、インドネシア人の舌に合います。また、カツカレー丼もあるので、3位のカツ丼よりも上回った結果になっています。このように、今少しずつカレーをアレンジして食べることも人気です。

以上のように、実はインドネシアの「牛丼」ブームは、「丼」ブームであり、「丼」は日本の様々な料理に挑戦する機会なのです。
インドネシア人がまだ見ぬ丼があるなら、ビジネスを検討してはいかがでしょうか?
(ジャカルタ特派員/ロナルド)

私がインドネシアを学びの場に選んだ理由

こんにちは! ジャカルタから高野です。

私はいま、国立インドネシア大学で勉強しています。私がなぜインドネシアを選ぶのか、インドネシアという国が日本にとっていかに大切かを、書いてみたいと思います。

私は、イスラーム世界の政治に関心があって大学に入りました。「イスラームと民主主義」というテーマが、大学時代を通して私が興味を持ったテーマです。その観点から、インドネシアはとても興味を惹かれる対象でした。インドネシアは人口にして世界第三位の民主主義国であり、ピープルパワーの影響が大きい、すなわち民意によって変化しやすい国です。問題は多いが、それにチャレンジできる可能性が高い国、と言えます。緩やかなナショナリズムと、地域主義とのバランスが良く、地域ごとの伝統文化を大切にして発展しているこの国は、「多様性の中の統一(Bhinneka Tunggal Ika)」という国是を体現していく道を進んでいると思います。また私は、穏健な国民性のインドネシア人の中に、知性を重んじるイスラーム、というのが国民の精神性にあると考えています。

日本の若者には、日中や日韓、日台のように、日本と「陸のASEAN」(ここでは、タイやベトナム、ミャンマーなど、大陸部のASEAN諸国)との関係に興味を持つ人が多いが、「海のASEAN」(インドネシアやマレーシアなど島嶼部のASEAN)に注目する人はまだまだ少ないように感じます。日本はインドネシアに経済的に大きく依っていますが、その国民のことは特にイメージを持たないのが現実だと思います。インドネシア政府が推してきたのもあって、インドネシアといえば、バリ島と、ボロブドゥールのような仏教文化からのイメージになりがちですが、それはインドネシアのほんの一部に過ぎません。

日本政府が観光ビザを緩和すると、たくさんのタイ人、マレーシア人の旅行者が日本に押し寄せました。今後も日本の観光業はASEANの人々に依存していくでしょう。ASEAN最大人口にして旅行好きなインドネシア人を、日本人はもっと知る必要があると思います。アジアの国々との、経済的関係だけでない繋がりが大変重要な時代です。

また、開発によって世界有数の生物多様性が急速に失われていくインドネシア。日本人には、エビやウナギ、パームオイルへの責任があるのではないでしょうか。

初めてインドネシアを訪れたとき、私は美しい芸術に出会いました。Affandi という巨匠の絵画です。インドネシアの美しい自然と人々とを、情熱的な筆致で描いています。帰国してから、近代インドネシア文学最大の作家、プラムディアの小説にはまりました。こうして私はインドネシアの文化に心を奪われていきました。そして、その魅力を日本人にもっと知ってほしいと感じています。

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インドネシアで今、オンライン広告が熱い!

こんにちは。インドネシア特派員のロナルドです。

突然ですが、ここインドネシアにおいて広告費予算が急激に増加していることに皆様お気づきでしょうか? 大切なことなので二度言いますが、本当に増加しているのです!

というのも、世界的に見てもインドネシア人は特にインターネットが大好きという国民性が基盤。インドネシア人にとって特に、インターネットは毎日の生活において何よりも欠かせない重要なものであり、人々は常にオンラインでなければ落ち着いてさえいられない状況です。

インドネシア人の平均インターネット接触時間はデスクトップ5.5時間、モバイル3.5時間(wearesocial調べ)で、日本の同デスクトップ3.5時間、モバイル1時間に比べても大幅にインターネットの前にいることが分かります。そして、インドネシア人はほとんどの場合携帯電話でインターネットにアクセスしています。しかし、こうした状況にもかかわらず、広告費はテレビ、新聞、雑誌といったマスメディア媒体が占め、インターネットに割り当てられるものは最も低く、限られています。故に、投資や、新規参入においてはインターネット広告が本当にねらい目です。

インドネシアはまだ発展途上国なので、インターネット広告費も先進国に比べたらはるかに安価です。ただ、前述したように、成長分野だけあり、値段は日々高騰しています。同じ予算で多くな効果を出せる今だからこそ、出来るだけ早い参入をおすすめします。
また広告費に関しては、Paid channelとOrganic channelの二種類あります。

Paid channels に関しては、ユーザーがYouTubeやFacebookを通じて日常的に使用するキーワードをもとにユーザーの関心をセグメント化するアルゴリズムによって、ユーザーの関心に沿う広告を出します。

Organic channelに関しては、ランダムにあらゆる層のユーザーに訴えかけることで、新たなユーザーを格闘することを目的としています。

理想は上記2つのマーケティングを組み合わせてユーザーにアプローチしていくことで、この時重要なのは、双方を補完し合い、その中でユーザーの趣向をいかに理解していくかということです。

インドネシアにおけるオンライン広告に乗り遅れないでください!
(ジャカルタ特派員/ロナルド)

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インドネシアの実情:多くの投資家がいる一方で数少ないイノベーター

こんにちは。インドネシア特派員のロナルドです。

さて、ここインドネシアにいると日々進む経済成長を肌で感じることができます。インドネシアだけではなく、近年、東南アジアは経済成長が急速に進み、それ故にビジネスチャンスが多く存在する場所として世界的にも認知されていることと思います。そんな東南アジアへの投資、特に技術分野での投資をのぞむ声がアジアの外から聞こえてきます。実際、東南アジアの至る所で多くの投資家、インキュベーター、ベンチャー起業家と出会うことが出来ます。

一見するといいことに思えますが、ここインドネシアでは少し問題があります。

というのも、これらのビジネスチャンスは若者のみに限定されているものが多いのです。実際、政府もインドネシア人の若者には「勤め人」になるより、起業家になることを奨励しています。これには、これまで経験してきた高い失業率故に限られている就職先の窓口を政府が懸念している背景があり、加えて、外部から更に投資家を呼び込もうとする意識があります。

 

つまり、政府は積極的に海外とインドネシアを投資家、インキュベーター、起業家を媒介としてビジネスによって繋げようとしています。つまり、多くのビジネスチャンスが眠っているのです。

 

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そして、ベンチャー企業の傾向としては、そのほとんどが技術分野に依るもので、たとえばモバイルアプリ開発、ディバイス生産です。これらの産業はインドネシア人の人口、そしてデジタルディバイスを使用してインターネットを楽しむ国民性を考えると、ますます発展していくことがうかがえます。

 

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ただ、それに対して投資先の方が追いついていない状態です。というのも、インドネシア人の若者にとって起業は勇気のいる決断であり、たとえ起業をしたいと思っても、どのようにすればいいか、情報が非常に限られているのです。

 

ただ、この点に関しても、インドネシア人の起業家育成講座開設、インドネシア人のビジネスネットワーク形成イベント主催など、出来ることは沢山あるのです。

インドネシア特派員/ロナルド

インドネシアで大注目!ベンチャー企業の実態

スラマットシアン! こんにちは。インドネシア特派員のロナルドです。

さて、ここインドネシアではインターネット、スマートフォン、その他ガジェットが急速に個人ベースで普及している様子が日々見て取れます。これに伴い、オンラインビジネスも隆盛していて、特にテクノロジー分野のベンチャー企業の勢いは別格です。そして、彼らの特徴としてあげられるのは、個々が発展していくというものではなく、同業者と投資家やインキュベーターのコネクションや投資を共有することで、共に成長しあっているという点です。
これらインキュベーター会社は投資家を集めて、投資を呼びかけます。加えて、自分たちで1年に1度コンペを催し、ここでも投資家とのマッチングが行われます。

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1回のコンペでは大体30から50の企業が集い、オンラインサービスや新たなテクノロジーのアイディアを競います。そして、3~5社が表彰され、投資を得ることが出来ます。

こうしたコンペは投資家にとってはまさに将来の有望な投資先を見つけるいい機会です。というのも、こうしたコンペに参加できること自体参加企業にとっては敷居が高いので、その分洗練された企業に出会うことが出来、インドネシア発のFacebookやDropboxを探し求めているのです。

そして参加企業側にとっては、インキュベーターと共に学び、成長できる、絶好の機会であることは言うまでもありません。特に、こうした機会によってローカルな視点、グローバルな視点を学べることは彼らにとって大きなメリットなのです。

 

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10年、20年先を見据え、今日もまたインドネシアでは投資家、起業家、インキュベーターが集い、新たな可能性をインターネット、テクノロジー分野で探しています。私も彼らと関わりながら、次世代インドネシアとASEANマーケットを見守りたいと思います。
(インドネシア特派員 / ロナルド)

インドネシアにおけるオンライン保険ビジネス

スラマットパギ! インドネシア特派員のロナルドです。
今日はインドネシアのオンライン上における保険についてお話します。
というのも、世界的にも保険の重要性は認識され、保険加入の検討はオンライン上でされることが多くなっているからで、その傾向はここインドネシアでも当てはまるからです。日本やヨーロッパ諸国、アメリカのような先進国 ではもはや大概保険は既に押し売りされるものではなく、顧客が主体的に選ぶものとなっています。この傾向はシンガポールをはじめASEANでも主流となってきています。

確かに先進国ではこの顧客主体の傾向はいいものとして受け取られてますが、インドネシアのような新興国ではどうでしょうか?そもそも、どの保険をとっても加入率はまだまだ低く、全人口の5%しか保険に加入していません。ここでいう保険とは、あらゆる保険を指します。主な理由は、人々がそもそも保険のシステム、保険の重要性を理解する機会がほとんどなく、お金がただただかかるものとしか認識されていないからです。更に、国民性として、インドネシア人は業者からの押し売りが大の苦手です。だからこそ、インドネシア人に主体的に入りたい、と思わせる先進国型の保険加入システムがあれば、大きなビジネスになると思います。

ただ、それにはどのように保険の重要性を浸透され、95%の国民を「教育」していくか、という課題に直面します。まず、考えるべきなのは、インドネシアで最も有名な保険会社、Prudentialの存在。彼らは人ベースでの営業を得意としていますが、彼らですらオンライン上でのサービス展開はまだまだこれから。

だからこそ、インドネシアにおいてのオンラインビジネスはまだまだ大きな可能性を秘めているといえる段階なのです。

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続々決まる、日本からインドネシアへの投資

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スラマットパギ! インドネシア特派員のロナルドです。
最近インドネシア副大統領のJusuf Kall氏は外相と共に日本を訪れ、安部首相と双方の更なる関係性、特にビジネスにおける関係性の強化、協力について話し合ったことは皆さんの中でも記憶に新しいと思います。

インドネシアの産業副大臣はTempo News Indonesiaの中で日本の大企業を中心にインドネシアの投資は今後ますます増加するという見通しを副大統領が訪問を通じて出したことも報じられました。実際、副大統領は日本訪問の中で東京ガス、Inpex、三井財閥の重役とビジネスミーティングが行われました。これらから、エネルギー(とりわけ天然ガス)、 自動車、重化学工業といった分野でインドネシアと日本の関係が強化されていくことが予想されます。特に三井財閥系企業は驚くべきことに100年以上も前からここインドネシアでビジネスを行ってきた経験があり、最近ではMRT (Mass Rapid Transit) プロジェクトを推進させTanjung Priokというインドネシアで重要な港を新たに作り変えています。

オートバイで知られるヤマハもインドネシアに工場を持ち、日本、ヨーロッパ、アメリカ市場に向けた製品を作り、その生産能力を更に加速させようとしている。

2014年第一四半期から第三四半期まで日本によるインドネシアの投資はUS$2.04 billionを上回り、日本はシンガポールに次ぐ投資国となりました。(シンガポールはUS$4.89 billion)中でも投資が集中したのは、バイク、金属工業(US$880.6 million)、そして、電化製品(US$384.5 million)です。
これらから、インドネシアへの投資に自信をみせる日本と、日本の投資を歓迎するインドネシア、双方の好調な経済締結が見て取れます。ここインドネシアではビジネスチャンスが広がり、早くマーケットを開拓したもの勝ちといっても過言ではありません。
インドネシアにまだないもの、浸透していないサービスを見つけ、インドネシア市場を開拓してみてはいかがでしょうか?
私も現地でお手伝いします。

インドネシアにおけるネットショッピング事情、成功している理由は?

スラマットシアン!インドネシア特派員のロナルドです。

交通渋滞、亜熱帯気候、環境問題、燃料価格の高騰、駐車代等はジャカルタにおいてあるカルチャーを生み出しています。それは、多くの人々、特に世帯を持っている人々は週末に出かけることを嫌うというものです。これは多方面のマーケティングやセールス戦略、特に家から出ずとも出来るような取引を出来るだけ簡素化したに小売業に影響を及ぼしています。これこそが、ジャカルタで今最もアツイビジネスの一つである、ネットショッピングを台頭させた背景なのです。

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とはいえ、既にインドネシアではネットショッピングで有名なサイトはほぼ飽和状態にあります。どのサイトも商品が充実していて、日常品から電化製品まで幅広く取り扱われ、サイトそのもののクオリティーも高いのです。
競争が激化する中で重要なポイントは、男女別に分けたマーケティングです。たとえば、一般的に男性はガジェットや最新機器といった電化製品に関心を持つのに対し、女性は最新の商品やディスカウントされているお得品に目がありません。
そして、次に考えるべきポイントは、顧客が一体いつe-commerceを利用するかという点です。インドネシアのネットショッピング会社はディスプレイ広告、メール、SNSなどをそれぞれのターゲットに合わせて駆使しています。この際のコミュニケーションにおける重要な点は、商品そのものの説明、商品のプロモーションキャンペーンについての説明、お得であること(ディスカウントしているということ)、そして『先駆け』(流行する前や、皆が手に入れる一歩前ということ)であることです。 これらは必ずウェブサイトに訪問するきっかけとなり、ウェブサイトを訪れたことで更に詳細の情報を得られ、支払いプロセスも複雑でなければ、彼らを巻き込むことができ、結果的にウェブサイト自体も盛り上がりをみせるでしょう。

成功しているネットショッピングサイトの特徴としてあげられるのは、手間、商品のクオリティー、カスタマーサービスを総合してコスパがいいことです。このバランス感覚こそ重要なのです。だからこそ、特定のターゲット層に的確なメッセージや情報を送ることが出来るデジタル戦略がより一層大きな役割を果たせるわけです。

インドネシア人の特徴と性格~その3、大事な3つのキーワード!

日本人ムスリム、アハマッド鹿野さんの連載第3回。
今回は、「インドネシア人を理解する現地3つのキーワード」をサブタイトルにお届けします!
前回まではこちら→ 第1回、 第2回

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