hallo! シンガポールからHinaです。
今日はシンガポールで起きている変化について現地からレポートします。
■見える客足が減少とは?
シンガポールのショッピングエリアの代表格といえば誰もが認めるオーチャードエリア。
ところが最近そんなシンガポールが変わりつつあります。
オーチャードロードといえば世界のハイブランドが所狭しと並んでいる場所柄、家賃が奮闘し続けており生き残りが難しくなっているのも現実。
ところが最近はMRTが地方にも広がり、それに伴い住居(HDB、コンド)も郊外にますます広がっている事から、大型ショッピングセンターが各エリアに続々オープンをしております。
駅前にもかかわらず家賃はオーチャードと比べて経済的で、さらに集客も見込めるとなると有名ブランドの多くは郊外のモールに出店しておりオーチャードの独占性が失われつつあります。
伊勢丹シンガポールはスコット、ウィスマなどオーチャードエリアの店舗は売り上げが伸びていないが新出店のジュロンイースト店では順調に売上を伸ばしています。
また長年オーチャードにて営業を行っているメトロ・センターポイント店は売り上げが予想以下で赤字となっております。
原因は家賃の向上のみならず、郊外のモールで何でも買える事ができ最新の流行品を買うためにオーチャードにわざわざ来る必要ななくなったのではないかといわれています。
■見えない客足が増加とは?
では本当にオーチャードではなく郊外のショッピングセンターで買い物をしているのでしょうか?
お買い物好きのシンガポーリアンにとってやはり実店舗での買い物は欠かせないようですが最近ではオンラインでの購入の広がりを見せています。
1ヵ月に1回オンライン商店で51ドルから500ドルの買い物をすると回答した人は全体の70%、1ヵ月の支出が50ドル以下の人は30%ほどと結果が出ています。
オーチャードか目に見えて客足が減少している反面、目に見えないインターネット商店で客足が増加しているのは売り手からするとコストがかからなく嬉しい面もありますが、店舗でスタッフや友達と交わす人とのコミュニケーションがないお買い物が減りつつあるのは少し寂しい面もありますね。
マジュラシンガプーラ! シンガポール本社スタッフのHinaです。
シンガポールの中央銀行であり、外貨基金の管理、金融業に対する監督、通貨制度の維持を主な任務として行っているシンガポール金融管理局は、マネーロンダリングなどの資金洗浄やテロ組織への資金流出を防ぐために金融機関への防止策の強化指針実施を発表しました。
これが実施されることにより個人も法人も送金に関して間違いを防ぐためにもきちんとした知識を持っておくほうが賢明ですね。
具体的にどのような事が実施されるの??
― 国内及び海外への電信送金がS$1,500を超える際の身分確認の厳格化
― SG20,000以上の価値があると見なされた取引を引き受ける際の身分確認の厳格化
― 上記二点は身分確認以外に関係性、および、送金内容を確認
― 個人顧客及び法人顧客による資金洗浄やテロ資金調達を防ぐためのリスク評価を実施
― 株式会社、有限責任事業組合、事業信託などの実質的な所有者の特定を強化
― 管理を厳格化するため重要な公的地位を有する者を特定化
さらに、このようにシンガポールがクリーンなお金しか扱わないような国になると、シンガポールに法人を設立できビジネスを展開している企業はクリーンであるというイメージ向上にもつながるのかもしれません。
また今後取引を行う企業がシンガポールに法人があるというだけで信頼度が上がる可能性もあります。
今からシンガポールで法人設立をされる方も、既に設立をされた方も朗報ではないでしょうか。
(アジアクリックシンガポール/Hina)
2015年3月シンガポール建国の父、リー・クアンユー元首相が国民の涙と共にこの世を去られ、世界中で大きなニュースになりました。
彼が残されたシンガポールと言う国は、マレーシアから分離・独立をきっかけに世界トップクラスの影響力を持つ国にまで成長させた事であり誰もが認める功績を残されました。
では彼が作り上げたこの国に首相として残していったものは沢山ありますが、ではプライベートで彼自身が残したものに対して、国民や国に悪い影響を残さないように遺言したものがありました。何だと思いますか?
それは「自宅の取り壊し」です。
彼が70年も暮らした自宅はオーチャードロードやドービーゴートから少し小高い住宅地の中にあります。
このエリアはシンガポールでもトップクラスの地価の高さであり、彼の自宅があるためにそのエリア一帯は高層建築物が規制されており、もちろん高層コンドミニアムなどが建てれないエリアに規制されております。
もし彼がこの自宅を残したいと遺言すれば、このエリアは規制が続きオーチャードという好立地の場所にも関わらずこの規制のせいで再開発が行えずコンドミニアムなども建築が行われずシンガポール共和国への経済に影響を与えてしまう可能性があります。
ですので彼はインタビューの中で「家は取り壊し規制を変更すれば良い。再開発を進め高層の建物が増えれば地下もさらに高くなる」と語ったことがあります。
またこの自宅は築100年以上と古く、保存にも高い保守費用がかかり、家族が懐かしがるために残すよりも写真を撮れば良いとも語っていたようです。
この2つで彼はまっすぐに愛するわが国の為にこの遺言を残したのです。
彼は現実主義でありましたが、誰よりもこの国の未来を考え、愛する自宅を残す事よりもわが国を選んだのは最善の選択だと考えたのでしょう。
またその遺言を尊重している家族達は、きっとこの国を一日でも早く成長させ、さらに良い国作りを賢明に取り組んできた彼の思いを十分に理解しているからだと思われます。
真面目で懸命に取り組む国シンガポール
このように彼が亡くなってからもこのように想いが受け継がれているのはこのシンガポールがいかに一生懸命まじめに国作りをしているかが分かります。
そんな素敵な国で素敵にビジネスを始めてみたいと思いませんか?
(アジアクリック シンガポール/Hina)
■多民族、多言語、多宗教なASEAN。
ASEAN10カ国には10カ国なりの特徴があり、一枚岩ではない。民族や言語の総数は1000に近く、またベトナムの社会主義経済共産主義からシンガポールの事実上の一党独占など政治、経済形式も多岐にわたる。言語は主に英語、マレー語系統であるマレーシア語、フィリピン語、インドネシア語と、タイ語ミャンマー語クメール語グループ、中国語系であるマンダリンと広東語そしてローカル華語、そこから派生したベトナム語といった具合で3ヶ国語以上を話すマルチリンガルが普通である。
■中韓に後れを取る日本。日本に求められているのは「高い質、安心安全」
また昨今はIT系と単純労働のためのインド人、韓国人や中国人がASEANビジネスのために多くビジネス展開を行っている。韓国人はローカルレストランからサムスンやヒュンダイを中心とした電気電子技術、中国人は華人ネットワークを活用してぐいぐいと国家プロジェクトに食い込んでいる。
私たち日本人はとすると残念ながらこれらアジア2民族に後れを取っていると言わざるをえない。しかしながらかつては中国韓国が席巻していた自動車・バイク分野では「すぐ壊れる中国製よりも、高くても10年乗れる日本製」が定番となっている。安いのなら何でも中国製で存在する、日本に求められているのは「高品質で安心安全」である。これらにASEAN市民は高いお金を払う時代になっているのである。
■ASEAN全体で中間所得増が数倍に。人口ボーナス期が続く
さて、先のニュースでフィリピン人口が1億人を超えた。しかも平均年齢は23歳。日本とはまるで逆の状況で今後あらゆる分野で人口ボーナス期の恩恵を受けられる。フィリピンだけでなくベトナムやインドネシアなども平均20代で、特にインドネシアは2030年までに人口3億人を超えるという予測もある。理由はもともと人口が2億5千万人平均年齢も若いのに加えて、イスラム教徒がその大半を占め、大家族主義で1組の夫婦が4人、5人と子供を持つことも珍しくなく若い人に効いても3〜5人は子供が欲しいという。一般的に男性は25歳、女性は22歳くらいまでに結婚するのがインドネシアのムスリムにとっては良しとされる風潮がある。
■ASEAN3種の神器は「自動車・コンドミニアム・スマホ」
経済成長率が7%前後で人口がどんどん増え、現在のASEAN3種の神器は「自動車、コンドミニアム、スマートフォン」に移っている。一人あたり名目GDP3,000ドルを超えると自動車が普及し始めると言われているが、インドネシア・ベトナム・フィリピン・ミャンマー・ラオス・カンボジアはまさにその前夜といえる。コンドミニアムというのはプールや事務が付いている一般富裕層が住むマンションのことで、1000〜3000万円くらいが最多販売価格である。もちろん都心部やシンガポールではこの限りでない。いずれも人に自慢したい、成功の証としたいという意味もあるが、ASEANの中韓所得増にとってどんなスマートフォンを持っているかでその人の経済状況を見るのが通念となっており、iPhone6だとお金持ち、サムスンギャラクシーだとそこそこ、地元ブランドスマホを持っていればお金はない人と認識される。
現在のASEAN地域は、差はあるものの1980年前後の日本を想像すると分かりやすい。食に満ちたら、次は何を望むか? 中国市場だけでない、ASEAN消費者市場の魅力をぜひご自身の目で確かめていただきたい。
(アジアクリック/高橋学)
Hello! シンガポールからアジアクリックスタッフのHinaです。
シンガポールにはショッピングセンターのオープンがまだまだ続いております。日本食レストランや日本ブランドも多くショッピングセンターの中に出店していますが同時に撤退もしくは縮小している日本ブランドもあります。
今日はシンガポールで独占状態のマーケットリーダー、ダイソーの成功の秘訣をシェアします。
ダイソーは日本国内4000店、 海外では1000店以上あり世界中のショッピングセンターから出店の誘いを受けており海外の9割の店舗がショッピングセンターの中のテナントです。2ドルショップで販売しているダイソーは日本円で約180円ほどと日本の倍近く。
Q「アジアは交渉がシビアである!」日本とアジアのデベロッパーの違いは?
― 賃料がとりあえず倍、ときに10倍という金額が飛び出す。高く出来るなら高くは当たり前という意識がある。
― オーナー(貸主)が代わると契約期間がまだ残っているのにも関わらず値上げの話をしてくる。
― とにかく賃料を高く取れればいいという発想が先行している
― ショッピングセンターの活性化やおもしろさに目を向けていない
Q「日本ブランドを強気で出す!」
― アパレル日本ブランドは多いのだが雑貨での有名日本ブランドはまだ少ない事を理由に全面に日本ブランドを前に出した店舗作りをしている
― パッケージもあえて日本語のままで販売
― 店舗によっては日本ブランドの期待に答えるように売り場のデザイン、色合いなどを凝った銃器などを利用している
― 食器などはあえて日本製と表示して販売すると販売数がぐっと伸びる
Q「アジアならではの購買の特徴とは?」
― メイドを連れてくることが多い。それを使うメイドと相談しながら買う傾向
― 工場が少ないシンガポールなので売り切れになる可能性が高い。そこでまとめ買いをする客が多い
― 倉庫やスペースがある家庭がおおいのでストックを買い込む傾向がある
Q「シンガポールらしい売れ筋は?」
― 四季がないが季節感のあるイベントグッズが人気。特にクリスマスとハロウィーン
― イベント直前に売れるのではなく2ヶ月前からなどかなり早目からの購入が始まる
― 日本のアイデア商品がよく売れる
― キャラメルコーン、プラスチック製シューズケースやストックボックスが人気トップ3
なお、客層は主婦が中心、週末は家族連れ。平日の夕方から夜は小中学生が多い。お菓子、文具、化粧品を買い求める人が多い。レジ通過数は1日3000人以上。来客はその1.5倍以上あると思われます。
ぜひ、皆様もシンガポールへ視察にいらして下さい。私が現地をご案内します。
(アジアクリック シンガポール/Hina)
こんにちは、シンガポールからHinaです。
現在、非常に多くの企業がアジア統括本部拠点を設置しているのはシンガポールと香港です。
どちらも。国際的なビジネス、金融、物流の中心地であり、主要市場へのアクセスのしやすさ、税制面や政府による各種支援などのメリット、高水準の法務・会計・IT関連サービスの他、有能な人材が集積し、業務遂行や生活面でのインフラなどが整っている等の点で多くの強みを有しています。
シンガポール・香港が、国際競争力やビジネスに適した国・地域のランキングで世界のトップ水準にランクされていることはすでに有名です。
上記2ヶ国・地域のいずれを選択するかについては、各企業にとって様々な観点があると思いますが、傘下の現地拠点の所在地や事業対象(候補)地域の戦略的重点や方針により、シンガポールは東南アジア、インド等南アジアやオセアニアとの関係を重視する企業、香港は中国本土や台湾などとの関係をより重視しつつ東南アジアを対象としたい企業に選考される傾向があると言えます。
また統括会社を設置する場合、シンガポールやタイの地域統括本部(Regional Headquarter)や中国の投資性公司には一定の設立要件(税制優遇条件を含む)があるのに対して、香港の場合はそうした要件はなく通常の会社に統括機能を付与することで自由な設計が可能になっております。そのため、どこに統括拠点を設けるかによって統括会社の形態は異なるので注意が必要です。
香港に設置される統括会社は、10年度税制改正で「外国子会社合算税制(タックスヘイブン対策税制)」の見直しがなされるまで「株式等の保有を主たる事業として営む法人」として日本で合算課税の対象となり香港の低税率(法人税率16・5%)を享受できない場合が多かったのですが、当該見直しにより一定要件を満たす統括会社はタックスヘイブン対策税制の適用除外となったため、税務コストの観点から香港に統括会社を設置する魅力が増しているのも事実です。
香港に統括会社を設置するメリットとしては、前述の税務コストの低さの他に、まず周辺国へのアクセスの利便性が挙げられます。香港は地理的に東アジアの中心に位置するため、約4時間あれば東アジアの主要都市まで飛行機で赴くことが可能です。空港・港湾は非常に整備されており、香港は物流ハブとして空輸・海運ともに至便。香港—中国本土間であれば陸運も充実しています。
ただ懸念される問題としては、香港はシンガポールと並んで賃料や人件費等のビジネスコストがアジア・トップクラスであることには留意が必要です。(アジアクリックシンガポール/Hina)
Hello! シンガポールからスタッフHinaがASEANビジネス成功事例をお伝えします。
アジアで最もドラッグストアーを展開しているグループはどこかご存知ですか?
中国の広東省で1828年にオープンし今では中国本土と香港を中心に、台湾、シンガポール、タイなどアジア11カ国で3600店以上のチェーン展開、さらに薬局を900店以上を構えているワトソンズ パーソナル ケア ストアーズ(店名watsons ワトソンズ(中国名 屈巨氏)であります。グループ店の総来客数は週あたり2700万人にも達します。
ではどのように戦略からはじまったのでしょうか?
従来の薬局のイメージとは「薬のみを販売する薄暗い店」だったのですが、これを一新し新たな価値の創出に成功したのです。
従来の薬のみの販売のみならず、化粧品、スキンケア、トイレタリーなど日本のドラッグストアーと同様幅広いラインナップで人気を集めました。
ターゲットはどのように変わったのでしょうか?
従来は病気になった人や年寄りがターゲットだった従来の薬局から、18-35歳の女性に絞り込んだのです。この年齢層の女性は日本と変わらず好奇心が旺盛で新しい商品やサービスを積極的に試す傾向がありまらSNSなどの発信により日常から口コミを繰り返す習慣があるので瞬く間に広がっていったのです。
また、ターゲットは育児で忙しい年齢層も含まれ、遠くの百貨店よりも近くで身近に簡単に買い物が出来るスタイルと変わりました。
コンセプトは何だったのか?またその結果は?
ワトソンズのコンセプトは「Your Personal Store」を全面に打ち出し女性に優しい店づくりを徹底しました。その結果女性が占める来店客は93%にも達しました。
勝敗を分けた商品の特徴は何だったのでしょうか?
ライバル店と比べワトソンズは2000種類に及ぶオリジナル自社ブランド品がありこれは総売り上げの15%を占めております。これは利益率の高さにもつながったのが勝敗を分けたといわれています。なぜなら他ブランドを販売した際の利益率は25%ですが、自社ブランドなら50%にも達するからです。自社ブランドは生産コストが抑えられるため消費者にも安く提供が出来お徳感を生み出した結果なのです。
どうして日本に進出せずにアジアのみで展開しているのでしょうか?
理由その1 日本ではすでにドラッグストアー市場が成熟しているから。
理由その2 ワトソンズは日本メーカーとの取引実績がなく価格競争が出来ないから。
理由その3 オリジナル商品の品質などが日本の市場に合わないから。
今後はどのような市場開拓が成功への道なのでしょうか?
ネット販売と男性スキンケアでワトソンズは狙っております。
現在ワトソンズの商品は中国で主なECサイトで購入する事が出来ます。
一方アジア男性のスキンケアなどへの関心も高まりつつあり現在はまだ7%にとどまっている市場をさらに開拓すべく男性会員カードの発行、男性向け新商品とサービスの開発に力をそそいでおります。
日本に進出しない理由は、逆に考えるとアジアに進出する理由にもなりますね。
この記事から、皆様のビジネスアイデアが生まれると嬉しいです 🙂
当社では、Facebook運用代行を中心とした訪日・現地PR、現地調査、現地営業代行で日本の皆様がアジアを知り、アジアと繋がり、アジアでうまく行くお手伝いをさせていただきます。 アジア市場のビジネスはお気軽にご相談下さい。
こんにちは、シンガポールから高橋です。
少し前になりますが、2013年のシンガポールでの人気商品トップ3をお知らせします。
先日亡くなられた、リー・クアンユー氏はの自伝が大変良く読まれていました。
1)シンガポール建国の父、Lee Kuan Yewの自伝〜シンガポールがマレーシアから独立して50周年を記念し、シンガポールを先進国に育て上げたLee Kuan Yewの本がずらりと本屋に並んだ。
2)朝の地下鉄無料化〜地下鉄の通勤混雑緩和のため、午前7:45までに改札を出ると無料。7%の混雑緩和の効果があったという。
3)高機能マスク〜主に、インドネシアからの焼き畑による空気汚染から健康を守るため、前年比10-15%売上が上がった。
これら人気商品は、シンガポールの今も端的に顕していますね。
シンガポール出張の際はぜひこれらを手にとってみて下さい。
こんにちは、シンガポール特派員のHinaがお送りいたします。
現在シンガポールには数多くのレストランが存在しており日本と同等もしくはそれ以上に世界中の料理がこの国では食べることが可能です。もちろん日本食レストランも数多く存在しております。
現在シンガポールで大小さまざまな和食レストラン(オーナーが日本人、日本人以外も全て含め)約500件以上のレストランが存在していると思われます。この中には10年以上営業を続けている和食店を営んでいるレストランもあれば数年で撤退が決まっているレストランもあります。あるアジアレストラン進出コンサルタントにお話をお伺いしたところ、日本から進出しているレストラン(和食も含めるがジャンルを問わず)はここ5年ほどで一気に進出が増えており、これは今まで長年変わらず増え続けているとの事でした。ただ、1つ新しいレストランが日本から進出している裏では、1つ古いレストランが閉店しているのが現実との事でした。
では、10年以上も営業を続ける事が出来ている店と、数年で赤字で閉店してしまう店とは一体何が違うのでしょうか?
アジア進出コンサルタントによると以下の条件が営業を左右するととの回答でした。
一番目に大切なポイント!本物を提供する店であること!
>>理由としてはシンガポールの富裕層による日本来日の回数が増えており日本で本物の味を知る機会が増えている事。
富裕層以外についても格安チケットによりエアー代が以前より割安になっことから日本来日の回数が以前より増えた事。また全体的に舌が肥えているのは事実ですが、実際は味だけではなく、日本のハイクオリティーなサービスを実体感しているため味以外のクオリティーの高さを求めるようになって来た事。
上記のような理由から、シンガポール人やその他外人に受けいれられるために本来の日本の味やサービススタイルを変える従来の店ではなく、(例えば寿司からカルフォルニアロールが出来たように)いかに本場 日本と同じ味とサービスが実現されているかを言うポイントが大切だと思われます。
二番目に大切なポイント!立地!
>>シンガポールで日本食を食べるきっかけはいろいろあります。
ランチとして楽しむ気軽な和食、フードコートで飲みながら食べるおつまみ和食、グループでわいわい楽しむ和食、デートで利用する高級和食、接待用の和食などなどです。シンガポールで実際に開業しようとする前に様々な情報やデーター、人の流れや嗜好などをしっかりと調べる必要があります。どの価格帯の店なのか、どの年齢層なのか、どの時間帯をメインにするのか、平日がメインなのか週末がメインなのかなどです。例えば、ラッフルズのビジネスエリアに鍋やが出来てもランチタイムには利用するのは難しいですよね。それにラッフルズエリアはビジネス街であるため週末にはほとんど来客がない状態がほとんどです。このような条件でどのようにビジネスを展開していくかじっくりと調べる必要があります。
ただし、上記の条件2つは成功するための大きなポイントでありこれ以外に様々な要因がからんできます。もし、この2大ポイントにあと1つ大きなポイントを付け足すとしたら、レストランの主客は日本人だけで見込むことはせずに、いかにローカルに受け入れられる店になるを重要視することが非常に大切なポイントだと思われます。
シンガポールに進出する際には業種が偏ったレストラン進出コンサルタントなどではなく、開業させたいレストランの成功例を実際に見て歩き共通している成功ポイントを自分の目で探し出す事が必要だと思われます。
マジュラ シンガプーラ!
Hina からのシンガポール最新情報です。
さて、シンガポールは経済発展国だからインターネットもきっと大丈夫!
…と安心している方もおられますが、実際はどうなのでしょうか?