ASEAN主要7カ国+インド マーケットの入口

シンガポールでレストランを運営する上での秘訣

こんにちは、シンガポール特派員のHinaがお送りいたします。
現在シンガポールには数多くのレストランが存在しており日本と同等もしくはそれ以上に世界中の料理がこの国では食べることが可能です。もちろん日本食レストランも数多く存在しております。

現在シンガポールで大小さまざまな和食レストラン(オーナーが日本人、日本人以外も全て含め)約500件以上のレストランが存在していると思われます。この中には10年以上営業を続けている和食店を営んでいるレストランもあれば数年で撤退が決まっているレストランもあります。あるアジアレストラン進出コンサルタントにお話をお伺いしたところ、日本から進出しているレストラン(和食も含めるがジャンルを問わず)はここ5年ほどで一気に進出が増えており、これは今まで長年変わらず増え続けているとの事でした。ただ、1つ新しいレストランが日本から進出している裏では、1つ古いレストランが閉店しているのが現実との事でした。
では、10年以上も営業を続ける事が出来ている店と、数年で赤字で閉店してしまう店とは一体何が違うのでしょうか?
アジア進出コンサルタントによると以下の条件が営業を左右するととの回答でした。

一番目に大切なポイント!本物を提供する店であること!

>>理由としてはシンガポールの富裕層による日本来日の回数が増えており日本で本物の味を知る機会が増えている事。

富裕層以外についても格安チケットによりエアー代が以前より割安になっことから日本来日の回数が以前より増えた事。また全体的に舌が肥えているのは事実ですが、実際は味だけではなく、日本のハイクオリティーなサービスを実体感しているため味以外のクオリティーの高さを求めるようになって来た事。

上記のような理由から、シンガポール人やその他外人に受けいれられるために本来の日本の味やサービススタイルを変える従来の店ではなく、(例えば寿司からカルフォルニアロールが出来たように)いかに本場 日本と同じ味とサービスが実現されているかを言うポイントが大切だと思われます。

二番目に大切なポイント!立地!

>>シンガポールで日本食を食べるきっかけはいろいろあります。

ランチとして楽しむ気軽な和食、フードコートで飲みながら食べるおつまみ和食、グループでわいわい楽しむ和食、デートで利用する高級和食、接待用の和食などなどです。シンガポールで実際に開業しようとする前に様々な情報やデーター、人の流れや嗜好などをしっかりと調べる必要があります。どの価格帯の店なのか、どの年齢層なのか、どの時間帯をメインにするのか、平日がメインなのか週末がメインなのかなどです。例えば、ラッフルズのビジネスエリアに鍋やが出来てもランチタイムには利用するのは難しいですよね。それにラッフルズエリアはビジネス街であるため週末にはほとんど来客がない状態がほとんどです。このような条件でどのようにビジネスを展開していくかじっくりと調べる必要があります。
ただし、上記の条件2つは成功するための大きなポイントでありこれ以外に様々な要因がからんできます。もし、この2大ポイントにあと1つ大きなポイントを付け足すとしたら、レストランの主客は日本人だけで見込むことはせずに、いかにローカルに受け入れられる店になるを重要視することが非常に大切なポイントだと思われます。

シンガポールに進出する際には業種が偏ったレストラン進出コンサルタントなどではなく、開業させたいレストランの成功例を実際に見て歩き共通している成功ポイントを自分の目で探し出す事が必要だと思われます。

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