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 【マレーシア担当者必見!】マレーシア消費者の特徴「ケポウ」(Kepoh)とは?Facebookで拡散した事例から市場を学ぼう

Heloo! マレーシア特派員のSandiiです!

マレーシアでは、フェイスブックが最もポピュラーなSNSとなっています。子供からお年寄りまでもが利用しており、ネット利用者の90%がフェイスブックを利用しているという数字も出ています。

このように企業だけでなく民間人もフェイスブックを活用して新しい情報を取り入れたり、発信することに積極的なこともマレーシア人の特徴の一つです。

今回は、マレーシア人の特徴とSNSの利用における注意点をご紹介致します。

現地人の特徴を理解し、より効率的な現地での活動にお役立てください!

マレーシアはマレー人、華人、インド系、その他多数の多民族国家であり、一見それぞれの特徴が異なっている様に見えます。ですが、マレーシア人には民族を超えた大きな共通点を持っています。

 

それはおせっかい(マレー語でKepoh)ということです!

そのおせっかいさはSNSの使い方にも表れています。例えば、何か問題が起きた時にフェイスブックやワッツアップで自分の困ったことを公開すると瞬く間に他のユーザーに広がります。そして、すぐに解決方法がコメントに反映されて自分の元に届くのです。フェイスブックの閲覧に関しては、どの民族も頻繁にフェイスブックを見ています。

 

このおせっかいさを象徴する事例の一つとして、口コミビデオの例が挙げられます。バイラル・ビデオ(Viral Video)とは、主にSNSなどのインターネット上から拡散されて話題になる映像のことを言います。

マレーシアでは、2年前にある口コミビデオが話題になりました。これは、ある女性がステアリングロックを奪い取って老人男性の車にぶつけるという映像でした。乱暴に振る舞う彼女の様子が生々しくビデオに映り、彼女の失礼な態度が拡散する要因にも繋がりました。被害者男性の息子はフェイスブックでこの様子をコメントとともにシェアするとそのビデオは瞬く間に広がり、その動画を見た人が次々にシェアやコメントをし合い「このステアリングロックの傍に居る女性は誰か?」という情報が広まったのです。結果、この女性はすぐに特定されることになりました。

この様に、人の投稿が周囲に広がりやすいのもマレーシアのSNSの大きな特徴です。マレーシアでSNSを使ったPR活動などをする際には、良い情報も悪い情報もSNSを介するとすぐに流れることを念頭に置いておくこともお勧め致します。

 

■「政治・宗教・民族」には触れないのが鉄則

情報拡散が早いということは、良い情報もすぐに拡散されるということですね。
以上は一例ですが、企業・政府担当者としては正しい情報を現地の消費者感情を理解しながらPRをしていく必要があります。特に、「政治・宗教・民族」には触れないようにしましょう。

 

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(クアラルンプール特派員/Sandii)