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 訪日インドネシア人観光客が伸びない3つの理由

スラマッパギ! ジャカルタからアジアクリック特派員ルキです。

インドネシア人の訪日率が、他東南アジアに比べて高くない理由、主に下記3つご紹介したいと思いますが、

その前にインドネシア人の平均年収はみなさんご存知でしょうか。

新卒(ジャカルタ)の場合、月収は3万円前後といえます。

30代でも月収15万円もらえればエリートクラスとなります。

40代マネージャークラスでやっと日本の新卒レベルの月給がもらえます。

ジャカルタから日本への渡航費用は5万円(AIRASIA利用の場合)~14万円ぐらいが平均といえます。

インドネシア人の金銭事情を理解しつつ下記読んでいただきたいと思います。

  • 日本旅行よりもメッカ巡礼が第一優先

(出典 Jakarta Post/http://www.thejakartapost.com/news/2015/09/06/thousands-ri-pilgrims-arrive-mecca.html)

 

インドネシアは約80%イスラム教のインドネシア人です。

人生に一度ハッジといいメッカ巡礼を信者の義務として行う必要があります。

こちらのハッジ、現在では日本円一人当たり30万円~100万円近く準備する必要があるともいわれています。

(40日から20日かかるといわれています。金額が高いほうが日数が短くなります。)

人生いつ行くのかは各々で決めることが出来ますが、

それだけの資金を準備する必要があることから、30代、40代では行くのが難しいのです。

ハッジを念頭に置きつつ、その前に少し海外へ行ってみたい、その場合、シンガポールが一番人気が高いと言えます。

バジェットも低く、日数短いため、行きやすいと言えるでしょう。

 

  • インドネシア人よりもマレーシア人のほうが訪れやすい日本―資金と時間の問題 ‐

マレーシア人が日本への旅行数が増えた理由に、

インドネシアに比べると物価の差が大きくなく、また、AirAsia(LCC)にて安く渡航できることが理由にあります。

インドネシアにもAirAsiaはありますが、

まず、KL(マレーシア)へ渡航し、日本行きへ乗り換える必要があります。

コストも時間もインドネシア人のほうが多く必要になることが理由に挙げられます。

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(出典 Jakarta Post/http://www.thejakartapost.com/files/images2/AirAsia.jpg)
③日本に似た国―韓国行の声-

最後に、インドネシアでは現在日本に遅れて韓国ブーム真っ只中です。

若い女性はKPOPや韓流スターに憧れ、また韓国のプチ化粧品を買いに韓国へ訪れたいと考えている人が多いです。

物価も日本に比べ韓国のほうがインドネシア人にはハードルが高くないと言えます。

ロッテ社と韓国観光省がジャカルタでイベントを開催するなど、プロモーションにも力を入れています。

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※ジャカルタLotte Avenue Mallにて

 

韓国でもサクラや雪も見れるという理由で、日本より韓国へとの声も。

日本にしかない売りを改めて前面に押し出しプロモーションしていきたいものです。

(アジアクリック.インドネシア担当/ルキ)