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【日本とインドネシア、防衛協力の覚書に署名へ】
Selamat siang! インドネシア特派員のロナルドです。
2015年、日本とインドネシアは、ASEANと日本の友好42周年を、そして双方の国交57周年を祝います。二カ国間のつながりをより強化にするために、インドネシアの防衛大臣は日本との防衛協力の覚書にまもなく署名します。
Jakarta postによると、インドネシア防衛省は、人道支援、災害援助、難民保護、サイバー対策等といった様々な分野で日本と協力していくことに意欲的です。
特に災害、難民保護に際してインドネシアは日本にインドネシアの領空権の拡大とサイバー分野での更なる協力を期待しています。
まだ確かではない報道ですが、覚書それ自体は去年から準備されていたにもかかわらず予定よりも時間がかかっているのは、日本側が中国の存在とインドネシアの天候を懸念して締結に少々躊躇しているとも聞こえてきます。
ただ、基本的に日本の「国防」政策はインドネシアの国防政策に通ずるものがあるので、外交分野における協力は非常に友好的に行われています。たとえば、今回の締結を受けて、インドネシアは日本からの防衛に関連する軍備の正式な輸入が可能になります。これは2014年4月より日本が準備をはじめた政策で、インドネシア以外の国にも輸出しやすくしています。
鷹に例えられるような強い国防を印象付ける安倍首相の存在は、この度の覚書一連の流れを見ても明らかで、インドネシア人にも「強い日本」という印象を与えました。
この度の安全保障関連法案に関しても国内外で論争が巻き起こっていますが、どちらの立場にしても、国民をその国家がどのように守っていくのかという姿勢はその国の未来の試金石としてとても有効なのではないでしょうか。
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