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 台湾人が見る鴻海SHARP買収ニュース観点~鴻海とは、どういう会社?前半~

皆様、こんにちは!台湾特派員のチャニンです。

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2016年が始まってから、台湾で最も注目されている日本関連のニュースは、なんといっても、台湾企業-鴻海(フォックスコン)のSHARP買収です。

鴻海は日本ではあまり知られていない会社かもしれませんが、しかし台湾や中国大陸では知らない人はいないと思います。今日では、請け負う電子機器受託生産 (EMS) では世界最大の企業グループです。今回は鴻海という会社を概観しながら、今回の買収についてお話ししましょう!前半では、鴻海の紹介をさせていただきます。

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鴻海は1974年台北県で郭台銘氏が成立して、起業当初の従業員が十数名から今では130万人と急成長し、アップルを中心に大手メーカーに、各種パーツをOEMで供給し、組み立てを行っています。近年、iPhone、iPad生産で知られています。また、昨年はSoftbankのロボットのPepperも鴻海が生産しまし、進出分野を拡大しています。世界中に支社がありますが、生産拠点は主に中国大陸です。

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郭台銘氏は中華圏を代表する企業家の一人で、他の起業家より個性がとても強いという印象です。彼はよく勤勉を強調します。ただ、その分鴻海の社員は労働時間がとても長く、夜の11時以降も会社で働くことは珍しくありません。また、社内の節制にも積極的に努めていて、社内電力の調整はしっかり実行しています。一方で、社員の給料とボーナスは台湾で一番高く、郭台銘氏も毎年数千万元もの寄付金を社会のために使っています。 鴻海の成功の理由は「速さ」だといわれています。実施、生産にかかる期間がほかの会社の半分で、プロジェクトを決める時間も早く、すべてはビジネスを早く進めるためです。今でも郭台銘氏は自分の飛行機を買って、一年の半分を台湾外で過ごし、様々な交渉を進めています。 今回鴻海という会社の紹介は以上になり、次のテーマは今回SHARPを買収する理由あるいは影響を話しましょう。